先日開催した『Craft Beer 101: クラフトビール楽しみ方の基本』にご来場いただいたバイヤーの皆さま、また、当日のインスタライブをご視聴いただいたバイヤー様、誠にありがとうございました。
クラフトビール初心者の方から、既にクラフトビールを取り扱われているバイヤー様まで幅広くご参加いただき、おかげさまで大盛況となりました。
当日は、ブース出展とサンプル提供を合わせて14ブランドにご参加いただきました。
生産者から直接話が聞ける貴重な機会とあって、ほとんどのバイヤー様が全ブランドを順番に回られ、「一番人気はどれですか?」「これはどんな料理と合いますか?」など、積極的に質問されていました。
本特集では、冒頭に行われた「BLACK TIDE BREWING」 丹治和也社長による講演から「クラフトビールとは?」「お店にあったクラフトビールの選び方」をダイジェストでお伝えしつつ、出展ブランドのご紹介、参加されたバイヤー様の様々な生の声をご紹介します。
飲むだけで終わらない、クラフトビールの奥深い世界。どんなお店にもぴったりのビールがきっとみつかります。新しい世界に一歩踏み出してみませんか?
※お酒の販売を行う場合は、販売対象に合わせた「酒類販売業免許」が必要です。
クラフトマンシップ&ローカリズム
クラフトビールに不可欠な要素として挙げられたのはCraftmanshipとLocalism。
クラフトビールには、原材料や製法にこだわるところが多く、オリジナリティ溢れるレシピのビールを造り上げる技術も必要です。そういったビアスタイルをはじめ、商品名、ラベルデザインなどにもこだわっているのがクラフトビールの”クラフトマンシップ”です。
一方、”ローカリズム”とは、それがどこで作られているか。地域でのミッションやその土地ならではの原料や副原料を使用していたり、地域の活性化を目指していることなどを指します。
展示会には、全国からCraftmanship&Localismに溢れる7つのブルワリーが駆けつけてくれました。
BLACK TIDE BREWING(ブラックタイドブリューイング)/気仙沼が誇る、Local&Globalなクラフトビールブリュワリー
「BLACK TIDE BREWING」の地元は、2011年3月11日の東日本大震災で、甚大な被害が発生した宮城県気仙沼。復旧・復興の一助になればという想い、そして「クラフトビールによるコミュニティーづくり」というキーワードのもと、アメリカ人ヘッドブリュワーJames Watneyを中心に、各地から人々が集まり立ち上げられたブリュワリーです。
講師を務めてくれた丹治社長は秋田のご出身ですが、当時、友人のために駆けつけた三陸沿岸部のボランティア活動をきっかけに気仙沼との関わりが生まれ、2019年より同社に加入。長い黒髭がトレードマークのパワー溢れるお人柄です。
試飲会での一番人気は緑髭ラベルの「Kesennuma Pride(ケセンヌマ プライド)」。今回でなんと13バッチ目の同ブランドの看板商品です。ホップはCitraとChinookで爽やかな柑橘感とパイニー&ダンクなキャラクター。モルトの配合を調整し、さらにジューシーに仕上がっています。
女性のバイヤーさんには、イラストも可愛い「Hoya Boya (ホヤボーヤ)」が「飲みやすい!」と人気でした。Mosaicシングルホップの優しいHazy IPA。苦味を抑えたトロピカルなフレーバーが思う存分楽しめる一杯です。
GROUNDTAP BREWERY(グランドタップブルワリー)/愛媛の名水を使ったクラフトビール醸造所
愛媛県西条市に位置する”GROUNDTAP BREWERY”の特徴は、醸造に使用するすべての水に「うちぬき」を使用していること。また、タンク製造を得意とするものづくり企業が母体であるため、高い品質基準を誇る技術を活かし、安心・安全かつクリーンで澄んだ味わいのビールを醸造しています。
『抜群に美味しかった!』と飲食店経営のバイヤーさんに絶賛されていた「GROUNDTAP LAGER」は、”うちぬき”と西条産のお米を使ったメイドイン西条のラガービール。スッキリ軽く”水”のように飲めるラガーを目指した定番ビールです。
アルコール4.5%の軽めのボディに、ほのかにお米の甘み。香りも優しく、ビール単体でも、お食事と合わせてでも、シーンを問わず楽しめます。
BRULO(ブルーロ)/ビールと同じホップ、麦、水、酵母を主材料とする本格ノンアルビール
”BRULO”は、スコットランド・エディンバラにあるノンアルに特化したブルワリーです。数少ないノンアルコールのクラフトビールの中でも、これほどビールらしいノンアルビールはないと断言できるほどの味わいは、今展示会でも大注目でした。
それもそのはず、ホップ、麦、水、酵母を主材料とし、発酵過程を経ており原材料、製法はビールそのもの。アルコール度数0.0%。なのに、「なんか運転しちゃいけない気分になる」ビールに匹敵するテイストです。
しかも、IPA、GOSE、STOUTなど、多様なスタイルが揃います。定番の青、フルーティーで飲みやすい紫、ガツンと苦みのある緑、それを上回るクセと苦さの黒。どれを飲んでも「これもうビールですよね」と、笑ってしまう芳醇な味わいです。
まだお取り扱いを始めていないバイヤー様は、ぜひご検討ください!
Better life with upcycle/フードロス削減をベースコンセプトにするクラフトビール
ベターライフ ウィズ アップサイクルの母体は創業100年を超える地域ベーカリーです。フードロス削減をベースコンセプトに、全てのビアスタイルで食パンのクラスト(ミミ)をモルトの一部に代替してクラフトビールを醸造しています。
定番の「American Wheat」は絶妙な飲み口。アメリカ西海岸のイメージで作られたライトでジューシーなABV:4.0%の小麦のビールです。飲みやすいので、特にクラフトビールビギナーの方におすすめです。
他にも、愛媛県のイヨカンを使った「Iyokan Saison」など、間引きされたり除外品となったフルーツなどを原材料に使用したビールも揃っています。
フードロスの削減に貢献し、果物などの個性を残しながらもビールとして完成度が高く美味しい。食品メーカーならではのビールです。
つくばブルワリー/自社採掘天然水で造る日本唯一のつくばビール
「西の富士 東の筑波」と称されるほど美しく、歴史深い神秘の山「筑波山」 。
”つくばブルワリー”はその麓で、風化されつつある日本昔ばなしのようなつくば地方の伝説や歴史的な名所をクラフトビールで伝えることを目指しています。
2024年夏に、筑波山水を仕込水にするため麓に新たなビールの醸造施設を開設。地下100メートルから汲み上げるミネラル豊富な筑波山麓天然水を使い、原材料、副原料にも地域のものを取り入れて醸造しています。
最近では、ラベルにまつわる名所をビールと一緒にめぐるマニアックなファンもいるのだとか。
展示会で目立っていたのは赤いビールの「弁慶七戻りRED IPA」。ベリーと柑橘の爽やかなアロマ、心地いいホップの苦み、しっかりとしたモルトを感じるコクのある飲み口、アルコール分7%とは思えない飲みやすさがバイヤーさんをうならせていました。
ミディアムボディの「ミヅハノメの雫」は女性に好評。ベルジャン酵母と贅沢に使用したホップのバランスが良く、白ワインやハチミツ、バナナのようなフルーティで、軽やかながら奥の深い味わいです。
KYOTO NUDE BREWERY(キョウトヌードブリュワリー)/ローカルの自然の恵みを活かしたローアルコールビール
森の京都と呼ばれる自然豊かな京北に醸造所を構える”NUDE BEER”は、「心を裸にしてありのままの自分でいられる時間」をテーマとし、美しい自然へのリスペクトと調和を目指す、洗練されたビールです。
ローアルコールなので、アルコールを飲まない方や初めてクラフトビールを飲むという方にもおすすめ。クラフトビールの愛好家からは「飲み疲れしないけれど味わいや香りがしっかりしている」と、注目されています。
「SOUTEN -蒼天- / Light Lager」は、クリアで爽やかな軽快な味わいが特徴の4%のラガービールです。上品でシャープな柑橘感と清涼感のあるハーブ感が口の中に広がる味わいで、驚くほど飲みやすい喉ごしの良いビールに仕上がっています。
今回は他にも、季節限定のビールも多数登場。驚いたのが「NAGASAME-霖-」という、ユズや唐辛子が入った塩味を感じるビール。舌先がピリピリとして「クセになりそう」の声が続出。嬉しいことに、早速グッズにも掲載していただきました。売り切れになる前にぜひご検討ください!
AGARIHAMA BREWERY/沖縄らしい、飲んだ人を笑顔にするクラフトビール
”AGARIHAMA BREWERY”は、沖縄本島で最も小さな町・与那原町・東浜(あがりはま)から、町の新たなシンボルになることを目指し、地域の期待を受けて活動しています。
最大の特徴は、サトウキビやパイナップルといった県産品を副原料にしていること。地元の農家、うちな~(沖縄)企業と協力して作られる、沖縄の地で生まれた独自の魅力を引き立てるクラフトビールが揃います。
バイヤーさんに好評だった「GAJUMARU」は、カラメルモルトの色味、複雑なホップの苦味とアロマ、沖縄県産サトウキビの融合を叶えたアメリカンスタイルのIPA。
クラフトビールビギナーの方には、苦みが少なくさっぱりとした「HOP EMOTION」が人気でした。
注ぐ時のポイントは、瓶をゆっくり揺らして沈殿している”おいしいもの”も一緒に注ぐこと。どれも料理と合わせやすいテイストです。
昨年末からイオン琉球での販売が始まりましたが、まだまだ県外では珍しいブルワリーです。沖縄を愛する方に向けて、ぜひご検討ください!
お店に合うビールの見つけ方
バイヤーさんが最も悩まれるのが「どのビールが自分の店、料理に合うのか」という点ですね。講座では、大きく2つの解説がありました。
まずは、店舗にマッチする要素で選ぶこと。醸造所のストーリー、所在地などとの親和性、ラベルデザインの雰囲気、原料の産地などです。料理との相性を考える場合は、使われている原料やそれに近いものを使ったものが相性がいいとされています。
次に、ビールの味わい方から選ぶこと。自分の好きなビールやビアスタイルを見つけて特徴を覚え、それを軸に探す方法です。ボディ、アロマ、フレーバー、アルコール度数、原材料を見て、好きなビールに似たビールを試すところから、全く異なるビールに挑戦することで、ビールを深く知り、新たな発見にもつながります。
より多くのクラフトビールの魅力を味わっていただきたいという想いで、今回はクラフトビール5ブランド、おつまみの食品2ブランドをサンプルテーブルにご用意しました。
ひふみよブリューイング/「鹿児島らしさ」を表現する、ナノでキュートなクラフトビール
”ひふみよブリューイング”は、多様な農作物が育まれる鹿児島の地域性や農産物の豊かさを表現した、ユニークなクラフトビールブランドです。野菜や果物、時には郷土菓子を原料とし、野菜や果物の個性が強く感じられるビールが揃っています。
サンプルテーブルで特に話題となったのが、季節限定品の「ゴボウ」です。柔らかな口当たりですがゴボウの風味がしっかりと感じられて「めちゃくちゃゴボウだ!」と驚かれていました。
また、摘果された桜島産シャインマスカットを使った「シャインマスカット」はフルーティーで「白ワインみたい」という感想も。お茶を扱うバイヤーさんからは「びわ茶のものがあって嬉しい」というお声をいただきました。
他にも、料理やおつまみとのペアリングが楽しめそうなビールがたくさん揃っています。
素材には規格外品や間引きしたものが使われており、製造工程で発生する麦芽粕は地域の生産者と協力し、飼料・肥料に再生することで、環境に配慮した商品づくりを実現しています。
Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)/朝から酒を楽しむ街「ニシナリ」のクラフトビール
『これは悪いお酒の味がする』バイヤーさんのこんな感想も”Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)”には褒め言葉かもしれません。
同ブランドの「西成ライオットエール」は、朝から酒を楽しむ街「AREA2470=ニシナリ」にこだわり、90年代の西成でつくられていたお酒を再現したもの。大麦麦芽の旨味とアメリカンホップの強い苦味が特徴的、スタウト感のあるアメリカンペールエールです。
「Japan Great Beer Award 2022」で銀賞を受賞するなど、国内外のビールコンテストで受賞歴のある実力派。ホームタウン「西成」で飲んでもらえる価格で提供したいという想いで2023年に価格を改定し、現在なんと1缶250円(税込)です。
一度飲むと忘れられない、サイバーパンクな味と世界観をぜひお試しください!
NOMCRAFT BREWING/クラフトビールでまちづくりに挑む和歌山県有田川町発のビール
”NOMCRAFT BREWING”は「日本でクラフトビールを造りたい!」と決心したアメリカ人の二人が、ビール造りに適した有田川町と出会い、スタートした醸造所です。町と一体となって、閉園した保育所の跡地を活用し「クラフトビールでまちづくり」を目指しています。
伝統的なアメリカンスタイルの手法を軸に醸造された「NOMCRAFT IPA」は、『ピリっとして美味しい!』と、評判の一本です。大量のドライホップによる松やシトラスのアロマ。モルトとホップで苦味のバランスを取り、アメリカ現地で飲むようなドリンカブルなIPAに仕上がっています。
ハンバーガーやタコスなどの肉料理と相性が良く、明るいラベルデザインはキッチンカーなどオープンエアな店舗にも似合います。
CRAFTBANK/京都・福知山から新たなビール体験を提案するクラフトビールブランド
京都府福知山市の旧銀行建物を改装し、醸造所兼ビアパブを拠点にする”CRAFT BANK”。
サンプルテーブルでは「個人的に好きなんです」という方が何人もおられ、注目度の上がり具合がうかがえました。
定番商品の「BANK IPA」は、香り豊かなUS産、NZ産の9種のホップを使ったWest Coast IPA。 NZ産のネルソン・ソーヴィンCRYOをはじめ、多彩なホップをふんだんに使用し、柑橘や南国果実を思わせるような香り、そして爽快な苦味を楽しめます。
現在の「BANK IPA」のラベルはソウル在住のアーティスト、大河原 健太郎氏によるもの。 定期的に変更されるデザイン性の高いラベルにも注目です!
SOUTH HORIZON BREWING/高知の美しい景色や風土を感じられるクラフトビール
サンプルコーナーで女性バイヤーさんからの『かわいい!』の声が一番多かったのが”SOUTH HORIZON BREWING”です。高知の豊かな自然と伝統をビールを通じて表現したいという想いからスタートしたブルワリーで、数々の賞を受賞しています。
パッケージデザインは、土佐湾から見える水平線をイメージしており、海の様々な色彩が美しく、つい好みのラベルで選んでしまいそうになります。
フラッグシップ製品「All Aboard」は、西海岸の自然を感じさせる豊かなホップの風味と、バランスの取れた上品な苦味が特徴。『IPAらしいIPA』というお声もあり、力強さと飲み飽きないテイストを実現しています。
おすすめのペアリングはスパイシーフードやシーフード、チーズなど。他にも、サラダや鶏肉料理、アジア料理、和食、デザートなど、様々な食事にマッチするビールが揃っています。
ペアリングしたいおつまみ
美味しいおつまみがあれば、クラフトビールがもっと美味しく飲める。食事やドリンクとの相性、素材、風味、栄養素など、お店のこだわりにマッチしたアイテムを見つけてください。
Brets(ブレッツ)/無防腐剤、遺伝子組み換えでないジャガイモを使った大人のポテチ
良質素材で仕上げた大人のための贅沢ポテトチップスを展開しているのは、フランス・ブルターニュ地方のブレッツ社です。
風光明媚な風景が自慢のポンティヴィー盆地周辺にある200戸の農家とパートナーシップを形成し、無防腐剤、遺伝子組み換えでないジャガイモを使い、ヒマワリ油で調理し、ゲラントの自然塩で仕上げています。
試食で一番人気を争ったのは、フランスを代表する熟成ハードチーズの「コンテチーズ」と、4種のハーブが効いた「チーズ(フロマージュ)&ハーブ」です。どちらも試食のおかわりに来る方が続出。『ここまでチーズやハーブの味がしっかりしているものはなかなかない』と、好評でした。
一方、『好き嫌いが分かれると思うけど私は好き!』と、ファンを増やしていたのは「ポルチーニ」です。香りの女王とされるポルチーニ茸の濃厚な風味と、ほのかな酸味は他にはないおつまみをお探しの方にぴったりの商品です。
デルタインターナショナル/油・塩不使用のミックスナッツ
ドライフルーツの専門商社”デルタインターナショナル”からは、からだづくりをサポートする、個包装で食べやすいナッツが登場しました。
デルタのロカボナッツは、ゆるやかな糖質制限「ロカボ」な食生活を応援するミックスナッツです。ナッツの中でも糖質が低い素焼きのクルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツをデルタが導き出した黄金比率でミックスしています。
油・塩は不使用。1袋(30g)あたり糖質1.6g。1日1袋一週間で食べきる7袋入り。
お手軽で栄養素が豊富なので、糖質制限をしている方はもちろん、美容に関心の高い方やアスリートの方などにおすすめできます。
他にも、単品のナッツや様々なドライフルーツの商品が揃い、サンプルも豊富です。気になるアイテムはぜひお試しください。
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