こんにちは、通グッズ編集部 Saeです!
働きづめで気づいたハーブの魅力
元々は全然ハーブを摂る生活はしていなくて、初めてハーブの良さを知ったのは20代後半の頃でした。当時は、テレビ局の記者として忙しく働いていて、もう常に不調。頭が痛かったりだるかったりするけれど、鎮痛剤を飲みながら毎日深夜まで働くという生活をしていて。それで、当時姉がドイツに住んでいたんですけど、向こうはハーブが根付いているからおすすめのハーブティーを送ってくれたんです。
元々、お茶を飲むことや食べることが好きだから、普段の生活の中でちょっとそうやって自分でケアするハーブティーを取り入れてみたら、からだが楽になったっていう実感があって、「これってすごくいいな」と思ったのが最初ですね。
そう思いながら、独身時代を終え、結婚して子供が生まれたときに、自分がケアしなきゃいけない相手が増えて。なにか、ちょっと調子が悪くなった時に、もっと悪くなれば病院にも行くんだけど、自分が家で子供をケアしたり夫をケアしたりできる手段として本当にいい、と思ったのが本格的にハーブを学ぼうと思ったきっかけですね。
ハーブの博士、ハーバルプラクティショナーへの道
——菅野さんは、JAMHA(日本メディカルハーブ協会)認定のハーバラルセラピスト、シニアハーバルセラピスト、ハーバルプラクティショナーの資格を持っています。
ハーブ関連の資格には、ハーブコーディネーター、ハーブ検定など様々な種類がありますが、どのような違いがあるのでしょうか?
ハーブって確かにいくつも分野があって、アロマオイル、フラワーエッセンスなど色々あるんですけどやっぱり子どもも取り入れやすくてすぐ手軽に飲める「お茶」という形で自分は学びたいなと思って、ハーバルプラクティショナーを目指すことにしました。
資格には3段階あって、ハーバルセラピストから入って次はシニアハーバルセラピスト、というふうに段階的に専門的になって、薬学だとかハーブの分子構造などをトータル4年ぐらいスクールに通って学び、講座やテストを受けて最終的に最高位のハーバルプラクティショナーの資格を取りました。
ハーブの力で誰でもホームドクターになれるお茶づくり
子どもを生んだあと突然やる気が沸き起こる瞬間があって「学びたい!」という気持ちでスクールに通い、最初は、自分の身の回りの人や自分のためだけに知識を得たいという知識欲のようなかんじでした。
子どもって、咳をしたり鼻水を出したりすぐ調子が悪くなるから、何か自分でやれる手立てを持ちたくて。
医学とは違うけれど、「お腹が痛いんだったらこれを飲もうか」とか「風邪っぽいんだったらこれ飲もう」とか、ちょっとしたホームドクターみたいな感じになれるように自分のためだけにやっていたんですけど、そのうち周りのママ友や友人にも産後の体の不調やメンタルの揺らぎが色々あるのを聞いて「そういう時にはこれがいい」と、飲んでもらうようになって。
30代半ばを過ぎると疲れが抜けにくくて、がむしゃらにただ突っ走ることができなくなることを実感していたので、そういう不調の一つひとつに対して自分でシングルハーブをたくさん揃えてブレンドして、飲んでもらってっていうことをしているうちに「あ、これをそれぞれの代表的な不調ごとにブレンドを固めて作れば、知識がなくても誰でも家で簡単なケアができるな」と思ったのが最初の形です。
私自身は商才も野心もないし、自分のために知識をためこむタイプなんですけど、夫から「家族のためだけにするのはもったいないから起業したほうがいい」と、後押しされて、ブランドをスタートしました。
最初はECサイトだけで販売していましたが、徐々にOEMなども受けるようになりました。
正直まだ今は子どもに手がかかるし、バリバリ働くことが難しい中で、OEMでヨガスタジオやスポーツジムから大量に注文を受けたときに、「私が一人で細々とやっているよりも大勢の人に届けられるな」と感じて、そこから卸売りを始めるようになりました。
風邪かな?と思ったら「Hakushon (ハクション)」を飲んでもらいたい
——グッズでは7種類のブレンドが販売されていますが、それぞれHakushon (ハクション)やKiai(気合い)などユニークで分かりやすい名前が付いています。ブレンドやパッケージは立ち上げ時から、ずっと変わらないものを使っているそうですね。
はい、ハーブティーって、なじみが薄い人には気軽に飲めるイメージがなくて、ちょっと上品な飲み物のようなイメージが世間的にあるというか、 まだまだ「庭先のハーブを摘んでいるような丁寧な暮らしの方や健康意識の特に高い人が飲むお茶」と思われている気がするんです。味が薄くて美味しくないと思われていたり。最近はコンビニでハーブティーのペットボトルも出てきていますけど、それでもコーヒーに比べるとみんなが日常的に飲む飲み物じゃないと思うんですよね。
だから、今までハーブティーになじみの薄い方にも手にとってもらえるものにしたくて商品のネーミングは分かりやすいキャッチーな感じにして、パッケージも高級感やお洒落さよりもシンプルでポップな、男性でも手に取りやすいものにすることにこだわりました。
私はもともとお茶を飲む人なので、茶葉のお茶にも慣れていますが、一般的には茶葉だと茶こしを洗うのが面倒だったり、分量が分からなかったりもすると思うので、手軽に飲めるティーバッグにすることにもこだわりました。
原料は、オーガニックで西洋ハーブを大規模栽培しているところは国内ではほとんどないので、ドイツ、ブルガリア、エジプトなど世界各地のものを輸入しています。今はハーブもどんどん高くなっているのでオーガニックのいいハーブを手に入れることが一番の課題ですね。国産のハーブも有機や栽培期間中農薬不使用のものを使っています。
正直、ほとんどオーガニックのハーブ原料しか使っていないティーバッグで今の価格設定は、ブランドの持続性という点ではなかなか厳しいんです。でも、なるべく安心なものを多くの人に飲んでもらいたいので、当面はこの価格で続ける予定です。
以前はJASマークを付けていたんですが、そうすると加工費が高くなるので価格を抑えるために今は外しています。
美味しくて飲みやすいから”一日一杯”が続けられる
うちはハーブティーという名称より、からだを養生できるお茶という意味で「養生茶」と呼んでいるんですけど、 定食屋さんで最後にほうじ茶や番茶が出てきたらほっとして嬉しいじゃないですか。そんな感じで、薬効成分のあるお茶が入っている日常的に飲めるお茶として捉えてもらいたいですね。
淹れ方はは本当に簡単。ティーバッグに熱湯を注いで4分ぐらいがちょうどいいと思いますが、私は普段、水筒にタグを取ったティーバッグとお湯を入れて持ち歩くこともあるのでけっこう長く入れっぱなしのこともあります。
飲むタイミングについては、専門的なことをいうとハーブごとに食前や食後に飲んだ方が効果が高いものもありますが、Dan de Herbsは本当に好きな時に水やお茶の感覚で飲んでもらって大丈夫です。
もし苦手だったら薄めて飲んでもいいんです。冷たく冷やしてガブガブ飲むのは推奨されていないですが、最近の日本の夏は暑すぎるので、からだを冷やす必要がある時は熱湯で出したものを氷の入ったグラスに注ぐ形で、一気飲みせず飲んでもらったらいいと思います。たとえ一気飲みしたとしても甘いジュースを飲むよりは絶対にからだに優しくて良いので。
飲めばそれだけで全部がうまくいくわけじゃないけど、少しは体に良いことしてるなという気持ちで、毎日飲んでいるいろんな飲み物の中に取り入れてもらうといいと思っています。
私はコーヒーも好きなんですが、朝コーヒーを飲んだら「次はちょっとお茶にしてみよう」っていう感じで毎日に取り入れてもらいたいですね。
季節のおすすめは「Bijin(美人)」と「GudaGuda (ぐだぐだ)」
春から夏に向かう今の時期にまずおすすめしたいのは「Bijin(美人)」と「GudaGuda (ぐだぐだ)」ですね。
Bijin(美人)は、美肌茶として知られるハトムギに、ビタミンCが豊富なローズヒップや美白作用を持つヒースが入っているので、5月頃からの紫外線が強まる時期から飲むと、メラニン生成を抑制する作用があり疲れも取れるので、肌のハリ・ツヤが気になる人におすすめです。
GudaGuda (ぐだぐだ)は、ハトムギとダンデライオンが入っていて胃腸の働きを良くしてデトックス作用も強いお茶です。冬の間にため込んだものを春にデトックスすると夏に向けてからだが整うのでおすすめです。
特にこれから梅雨に向けては不定愁訴が増える時期。「なんとなくだるい」ことが多かったり、気持ちが凹みやすかったり、こどものぜんそくが悪化したり頭痛がひどくなったりといろんな不調が出やすいので、ぜひ飲んでみてもらいたいです。湿度が高い時期にはからだの水分代謝を整えることが大事なので、むくみを取るハトムギ、爽快感をもたらすペパーミントが気持ちも体もすっきりさせてくれると思います。
一番人気はあらゆる不調の大元に効く「Huuu(ふぅぅぅ)」
Huuu(ふぅぅぅ)は年間を通して人気の商品です。お疲れの人が多いのかな。万能ハーブのジャーマンカモミールが入っているので、何か不調があればまずこれを飲んでもいいと思います。
結局、一番大事なのは睡眠だと思うんです。体調不良やストレスなどの不調の大元も、それを解消するのも睡眠です。だから、睡眠の質を高めることが一番大事だと思います。
ちなみに私は、夜はHuuu(ふぅぅぅ)やKanzo LOVE (肝臓ラブ)を飲むことが多くて、日中はBijin(美人)やGudaGuda (ぐだぐだ)、仕事が忙しい日や洗濯3回まわさないといいけない朝などはKiai (気合い) を飲んでいます。
Poka Poka (ぽかぽか)もHuuu(ふぅぅぅ)と同じぐらい人気です。
やっぱりからだを温めて代謝を高めるというのがニーズが高いことを実感しますし、黒豆茶を使っているのでほっこりした味わいで、甘さもあるので子どもも美味しいって飲んでいます。
——インタビューを通して、菅野さんのハーブへの信頼、自分以外の人への寄り添いをすごく感じました。
古来からずっと人々を支えてきたハーブの力を味方にしてほしいです。
私も含めてみんな「低気圧だったら頭が痛い」とか「梅雨や夏は体がずっとだるい」とか、何かしらの不調があって、大体の人がいつも寝不足だし、でもそれで毎日やっていかないといけないので、疲れてイライラした時に、Dan de Herbsを飲んで一息ついてほしいなと思います。
本当にティーバッグにお湯を入れて飲むだけなので、大切な人にもすすめてほしいですね。
人って、体調が悪い時に近くにいる誰かに「楽になるから飲んでみて」と言われると、実際の薬効成分にプラスして手当てされる気持ちの効果も絶対あると思います。
これからのDan de Herbs
ハーブの世界は奥が深いので、今は日本や韓国など世界の薬草についても勉強しています。Dan de Herbsでは日本のクロモジなども使っていますが、まだまだメジャーじゃないものもたくさんあるので、そういうハーブを使った商品や、ペットケア用のブレンドなども作りたいですね。
あとは、グッズを通してお取引先が増えて、宛名を書きながらいつも「いつか行ってみたいな」と思っています。どういう形で売られてるんだろうって、すごく有難いし、それぞれのリピーターさんはどういう人なんだろうというのは興味があるので、近くに行くことがあれば立ち寄りたいなと思っています。
≪ブランド情報≫
Dan de Herbs(ダンデハーブス)