お野菜を通じて農家さんや関わる全ての人・モノを幸せにする未来と繋げたい。一人の100歩よりも、100人の一歩を目指しています。
妊娠を機に食への関心が強くなり、簡単に手に入るものは添加物や着色料が多く使われていて安心して食べられるものが少ないと感じていました。
生産者の立場になった今、消費者の目線では見えなかった様々な問題点に気づくこともたくさんありました。
添加物の多い食品が作られる背景には長期保存や見た目、触感など添加物を使用しないと流通が難しい規制の厳しさの現状や時間のない現代人の手軽さ、便利さで選ばれる理由もあります。
化学肥料を使わずに栽培するのは本当に難しく、どんなに丹精込めて育てても経験を重ねてもその時々の気候や条件で病気になったり形が不揃いになったり順調に収穫を控えていても、突然豪雨がきて一夜にして浸水したり。
これらの理由から農家さんは納期の確約ができないため加工・販売・消費者側は安定供給を求めてそれらを選ばない場合もあります。
形が不揃いなのは良質の証として味や品質に優れた野菜を受け入れられるような環境を増やしていきたいです。
食品ロスには「生産・保管・加工・輸送・消費・廃棄」の流れがあり、それら全てのプロセスでエネルギーが使われ炭素が排出されています。水分を多く含むため、焼却廃棄の際にも多くのエネルギーが消費されています。
生産者の労力や生き物の命や資源を無駄にするだけでなく、 流通過程で利用されたエネルギーも無駄にし廃棄するためにもコスト・環境負荷が多くかかっています。
本来廃棄される農作物に新しい命を吹き込みカタチを変え、消費者のみなさまにお届けするエシカル商品を多く見いだしていきたいと思っています。