パレスチナの伝統衣装にあしらわれる古い紋様を
日本での暮らしに馴染む色味で生まれ変わらせた、
総手刺繍の化粧ポーチです。
丈夫なつくりで使い込むほどに綿糸が柔らかく手に馴染みます。
どうぞじっくり長くお使いください。
出先でのお化粧直しの道具や常備薬入れ、小銭入れとしてもお使いいただけます。
華やかで抑えめのホワイトを基調にした素材はハレの場にもお勧めです。
◆パレスチナの手刺繍の由縁
パレスチナ刺繍はその歴史の深さから、2021年より和食と同じ世界無形文化遺産に指定されています。
母から娘へ、次の世代へと受け継いできた刺繍の紋様や技法は、古いもので紀元前に遡ることが出来るほど。
総刺繍の伝統衣装はどの地域も美しく、刺繍好き、エスニック好きには垂涎の逸品ですが、その多くは戦争と故郷からの難民化により日常着ではなくなり、特別な日に纏うものとなっています。
◆作り手「Aisha Design」について
パレスチナ人のアイシャさんが、環境問題×デザイナーという肩書で、アップサイクル素材と伝統文化を合わせたものづくりを行っています。”紛争地”と言われることが多い故郷を文化から知って欲しいという思いで、特に収入を必要とする地域の人達を雇用する他、プラスチックをゴミにしない講座や植林を地域で展開したりしながら、まっすぐに邁進する素敵な女性です。SNSを通じて彼女の作品を知り、日本で紹介したいと思いお声がけをしたのがきっかけです。
◆パレスチナの状況とは
パレスチナがどんな場所なのか、どんな暮らしと問題を抱えているのか、身近な方は多くないと思います。
架け箸代表の私髙橋はホームステイをきっかけに現地に出会いました。
それまでは紛争のイメージが強く、暮らしの想像はまったくつきませんでした。
滞在記を読んでいただくとより旅気分になっていただけるかと思いますが、
(https://note.com/kakehashi_pale/m/m70c26db08307)
パレスチナは結構大阪感が強く、悪く言えばおせっかいで、良く言えば外国人でも受け入れてもらえるそんな場所です。
風景も食べ物も歴史の薫りがして、現地の方々も土地の文化に誇りをもっています。
19世紀末、色んな宗教が隣り合って共存していたこの地域に「ひとつの民族だけでできた国」を作る運動が
西洋からやってきて、パレスチナは占領下に入り、自由が手に入らないなかでも生活は続いていき、
私はそんな土地を訪れて、人、文化、自然が当たり前に大切にされる世界で暮らしたい、この人たちと掛け算で仕事がしたい、そう思って架け箸を立ち上げました。