アセミコは、産地の歴史や文化、伝統と製法を大切にしたものづくりを行なっています。
「大堀相馬焼 カップ」
福島県の大堀相馬焼は、創業から300年以上の歴史を持ち、江戸時代には100軒近い窯元がありましたが、2011年3月に東日本大震災が発生。震災に伴う福島第一原子力発電所事故により、福島第一原発から10kmに位置していた大堀の住民や事業者も避難・離散を余儀なくされ、震災前は25軒あった窯元のうち作陶を再開できたの11窯だけです。
釉薬の原料となる砥山石が原発事故の放射能汚染により採掘不可能となり、窯元たちは廃業の危機に見舞われましたが、砥山石と同じ発色をする釉薬を開発し生産が再開されました。
アセミコの大堀相馬焼は美しい「青ひび」を活かしたエメラルド
グリーンが特徴です。「青ひび」が現れる際のカランカランとした
涼やかな音は「陶器の産声」と表現され、門出にふさわしい
代物です。あえて「走り駒」を描かず、日常生活になじむようなシンプルなデザインに仕上げています。