ブランドについて
室町呉袋は、アンティークの着物生地から、一点一点、丁寧に作りあげた一点モノのバッグです。
室町呉袋で使用する着物生地は、1970年〜2000年頃に作られた古い生地です。この時期に作られた反物は、ユニークで個性的な色味やデザインが特徴です。
持ち手は茶道具や帯締めに用いられる丈夫な真田紐(さなだひも)で、なかでも袋状に作られたより丈夫な真田紐を選定しバッグの耐久性の向上を図っています。
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ブランドストーリー
なぜやっているのか
なにをやっているのか
製品へのこだわり
どんな方に支持されているのか
呉服商の蔵に眠るアンティーク着物生地との出会い
京都中京区にある室町は、江戸時代から栄えた呉服問屋街。その中心である室町通には、今も多くの呉服商店があります。
しかし、ライフスタイルの変化と共に、日本人が着物を着る機会、着物を買う機会は数十年前に比べてぐっと減り、近年京都の呉服出荷率は全盛期から93%減少したといわれています。
このような時代背景の中で、「着物に仕立てられる機会のないまま、ずっと蔵に眠っている反物が数多くある。それらをアップサイクルさせて、新しい価値ある製品は生み出せないか」という室町呉服商の言葉をもとにスタートしたのが、この室町呉袋プロジェクトです。
1.希少価値の高い一点ものの素材で作るバッグ
「室町呉袋」の素材である反物は、アンティークの呉服用着物生地です。古い反物の中には、1970年代に作られたものもあり、希少価値の高い生地も多くあります。
室町呉袋の素材は、大島紬、結城紬、黄八丈などの高級呉服生地をはじめ、浴衣用の生地、訪問着や羽織用の生地など多岐にわたります。さらに、袋帯や名古屋帯、最近では博多帯を使用したバッグの生産も始まっています。
2.ユニークで大胆な反物のデザインを最大限活かしたバッグ作り
呉服用の着物生地には日本中の反物職人たちの技術が集結しています。呉服商の蔵に眠っていたアンティーク着物生地のすべては、彼ら職人が技術を出し惜しみせず、手間ひまかけて作りあげた反物たちです。
ぜひ「室町呉袋」を通じて、かつての呉服用反物のユニークで大胆な柄行きや色使いを楽しんでください。現在ではなかなか出会えない、見ているだけで楽しくなるデザイン性の高い逸品ばかりです。
1.生地のユニークな柄をいかした平面バッグ
アンティーク着物生地は、それぞれがユニークで個性的な色味やデザインを持っています。そのため「室町呉袋」では、反物職人たちが丹精込めて作った美しい生地の持ち味を最大限引き出せるよう、平面でのバッグづくりを中心に行なっています。
2.生地の個性を見極めた素材の組み合わせ
室町呉袋の表地となるアンティーク着物生地には、絹、綿、ポリエステルなどさまざまな素材があり、色味も多種多様です。私たちはそれらの生地各々の個性を見極め、一つひとつの表地に対して、裏地、持ち手の組み合わせを全て考えています。
3.デザイン性も、丈夫さも
室町呉袋の裏地には、麻と綿の混紡糸で織ったワッシャー加工の生地や、アンティーク生地との風合いがそろう生地、最近ではキャンバス地なども選定しています。
また、持ち手は茶道具や帯締めに用いられる真田紐、最近では皮紐などを使用し、デザイン性はもちろん、バッグの丈夫さも常に追求しています。
4.すべてのアイテムが一点もの
大柄のデザインの着物生地は、裁断する位置によって雰囲気が全く異なるバッグになります。細かい総柄のデザインの生地でも、裁断する位置によって微妙に個体差が出るので、室町呉袋は、すべての商品が一点ものというおもしろさがあります。
5.ゴミを出さないモノづくり
私たちは、最大限アンティーク着物生地を活用すべく、生地に余りを出さないよう裁断の仕方も工夫しています。例えば、ブランドスタート時から作り続けているトートバッグは、反物の幅をそのまま生かしたサイズ、またミニトートバッグは、反物幅から2つ分型取りできるよう工夫しました。
私たちのバッグのお客さまは、20代〜ご高齢のお客様まで幅が広いです。男女比では、現在のところ70%以上は女性のお客さまですが、男性の方にも支持いただいております。
また昨今のインバウンドでの需要も大きく、京都で常設のポップアップ店では70~80%程度は海外のお客様にご購入いただいています。
卸売先のお客様としては、百貨店様、ハンズやLOFTといった大型セレクト雑貨施設様、国内外のセレクトショップ様、お土産物屋様など、こちらも幅広くお取り扱いいただいております。
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