1)赤唐辛子:「桜七味」の中で辛味を担当する重要な素材です。青唐辛子が熟して赤くなったもので、辛さの元となる成分は「カプサイシン」です。カプサイシンは、体を温め、血行をよくする効果があります。また、ビタミンCやカロテンなど栄養も豊富で、料理に辛さと彩りを加える調味料として使われています。
2)桜葉:「桜七味」に独特の香りを加える大事な素材です。特に「クマリン」という成分が、桜葉の甘くて優しい香りを生み出しています。この香りは、桜餅にも使われているので、馴染みのある香りです。桜葉には、抗酸化作用やリラックス効果もあると言われています。料理に使うと香り豊かで風味のある味わいを楽しめます。
3)生姜:「ジンゲロール」という辛味成分が含まれていて、この成分が生姜特有のピリッとした辛さと、体を温める効果を生み出します。また、生姜は消化を助ける働きもあり、体を温める食べ物として昔から使われています。他のスパイスと一緒に料理に風味と香りを加えます。
4)葉山椒:山椒の木の若葉を乾燥させた素材です。葉山椒には「シトロネラール」という成分が含まれていて、レモンのような爽やかな香りが特徴です。山椒の実に比べて、葉山椒はマイルドな風味で、食べ物に軽い辛味と香りを加えます。葉山椒には消化を助ける効果や抗菌作用もあるため、食事をより楽しめる調味料として昔から利用されています。
5)げんこう:佐賀県の馬渡島で育つ希少な柑橘類です。果皮が厚く、酸味が強いのが特徴で、地元では昔から調味料として使われてきました。げんこうは柑橘類特有のさわやかな香りを持ち、七味唐辛子にはその果皮を乾燥させたものが使われています。これにより、「桜七味」に独特の香りと風味を加えます。
6)麻の実:大麻草(麻)から取れる種子で、実は古くから七味唐辛子に使われています。麻の実はナッツのような風味と、パリッとした食感が特徴で、料理にアクセントを加えます。また、麻の実には体に必要な栄養がたくさん含まれています。たとえば、体を作るタンパク質や、体にいいオメガ3とオメガ6という脂肪酸がバランスよく入っています。日本で使われる麻の実は、安全なものだけが使われているので安心して食べられます。
7)赤胡椒: 完熟した胡椒の実を乾燥させた香辛料です。黒胡椒に比べてマイルドで、甘みのある風味が特徴です。辛さの成分は「ピペリン」というもので、唐辛子の辛さ成分「カプサイシン」とは異なります。赤胡椒にはビタミンAやビタミンC、カリウムなどが含まれており、消化を助けたり、体を守る抗酸化作用もあります。料理に使うと、辛味と風味を加えるだけでなく、彩りも美しくなるため、肉料理やサラダにぴったりです。
栄養成分表示:100gあたり
エネルギー:375kcal
たんぱく質:12.5g
脂質:12.5g
炭水化物:67.5g
食塩相当量:0.1g
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