私たちが養蜂を始めたのはまだ10年足らず。
日本でも100年以上の歴史のある産業ですがベテランの養蜂家さんは
こんなに難しい仕事では無かったと次々と辞めていかれる現状です。
何故か?
それは明らかに自然環境の急激な変化による自然界の今までの常識が通用しなくなったこと。
物流、流通による世界の国々の距離が近くなり安価な商品が
手に入りやすくなったのと同時に日本の自然界には存在しなかった生き物(虫や植物)が簡単に入ってきて花々や木にダメージを与えだしたことなど。
他にも花や虫たちが生きずらい環境へと変化しています。
養蜂をはじめてわかったこと、それは言葉は悪いですが
蜂蜜を採蜜することは今は『バクチ』みたいなイチかバチかみたいな感じがします。
それでも、少なからず丁寧に蜜蜂を育て採蜜時期に花の様子をうかがい
祈りながら採った蜂蜜をお客様に喜んでいただくことがやりがい、生きがいとなっています。
ベテランの年配の養蜂家様たちは昔のように採れたと実感するのは
10年、いや30年に一度かもと言われます。
これから満足できる採蜜は期待できないかもしれませんが、
一緒にやっている仲間や養蜂仲間の皆さんと切磋琢磨していきます。