【ワイナリーのフラッグシップ・クエスチョンマーク?の上級キュヴェ】
注意深く選別しながら手摘みをおこなった完熟葡萄を10kg毎に仕切り箱に入れ厳重に温度管理をしながら一連の作業に入ります。10℃の冷蔵定温倉庫で休ませ、除梗前後にさらに2回選果し最良の粒に絞り圧搾。オーク樽で約10日間、8~10℃の低温浸漬、約27℃で15日間オーク樽でアルコール発酵、さらに約15日間オーク樽でポストマセレーションを行います。
その後225ℓオーク樽で18ヶ月熟成。ブレンド、ボトリング後12ヶ月以上ボトル熟成を行います。
【合わせる料理】
牛ヒレステーキ、24ヶ月熟成ミモレット、すき焼き、豚の角煮、ハンバーグステーキなど
【味わいについて】
完熟ベリー、カシス、チョコレート、モカの味わいとアロマが絶妙のハーモニーを奏でます
【カタルジーナとは】
ブルガリアとギリシャの国境の北、長年人が立ち入らなかったためノーマンズランド(NO MAN’S LAND)と呼ばれる古代トラキアの地に、クリストフ・トリリンスキーが確固たる信念と共に2004年カタルジーナを立ち上げました。
自然や人間を愛するトリリンスキーは土壌、陽光、微風、心象、そういった森羅万象の顕れとして葡萄を捉え、その最高の部分をワインに転化することに心血を注ぐことを決意しました。
ワインの神、ディオニソス(バッカス)は、トラキアで崇められていた酒神が起源となっています。ノーマンズランド、現在のシビレングラッド(Svilengrad)では数千年前にも古代トラキア人がワインを作っていました。
このノーマンズランドでワイン作りがはじまったのは偶然ではなく葡萄にとって最適の風土が整っていたからです。温暖な気候で、冬も気温が下がり過ぎず年間日射量はブルガリアで最大です。
ブルガリアとギリシャ/トルコの国境ゾーンとして手つかずの自然が残されており、近くのメゼックにはワイン作りで名高い古代トラキア王の古墳があって、この地が選ばれたワインの地であることを物語っています。
ワイナリーの屋台骨を支えているのは若き醸造家スビレン(Svilen)とイワン(Ivan)の双子のキショフ兄弟(Kisiov)です。
ノーマンズランドの古代から連綿と続くワイン造りの伝統を継承し、再びこの類まれな歴史を持つトラキアのワインを世界に知らしめるのがかれらの夢なのです。