私たちのものづくりが、人と人をつなぐ糸になり、あたたかな世界をつくるきっかけになってほしい。
私が人生で最も心動かされたギフト、それは父が退職祝にもらった1本の寄せ書きウイスキーボトルでした。
退職した日の夜「こんなのもらったよ」そういいながらボトルを見せてくれた父。
他のどんなギフトより嬉しそうにしていた父の顔を今でも覚えています。
毎晩飲むくらいお酒が大好きだった父なのに、みんなからもらったそのウイスキーだけは絶対にあけませんでした。
その後父は急死、父の部屋の片づけをしている時に、そのボトルを偶然見かけました。
そういえば、ちゃんとメッセージを呼んだことがなかったな、
そう思った私はボトルに書かれたメッセージをはじめて読んでみました。
そこには私の知らない、父の築き上げた世界がありました。
ひとりひとりのメッセージから、父の人柄や仕事ぶりが鮮やかに目に浮かび声までもが聞こえてくるようでした。
父の歩んできた人生が、ボトルの重みと共に圧倒的なリアリティをもって私に押し寄せてきました。
ひとの想いは目には見えないけど、誰かの心にはちゃんと伝わる。
こんな心の温度があがるようなギフトを創り届ける側になりたい。
そう思ったことを今でも覚えています。
その想いこそがCerisier+(セリジエプラス)の原点です。
Cerisierはフランス語で「桜」を意味します。
桜の花が一瞬の美しさを刻むように、私たちの出逢いもまたかけがえのない一期一会。
ひとつの贈り物が、人と人をつなぐ糸になり心に花を咲かせるー
私たちのサービスが、そんなあたたかな世界をつくるきっかけになりますように
それこそがCerisierの在りたい姿、私たちの使命です。