スペイン・バスク地方の山の中。ピレネー山脈の雪解け水が、地中に染み渡り、地下に眠る2億2千万年前の岩塩層を通過して、再び『湧き塩水』として地上に現れる塩水を、太陽と風の力だけで、完全天日干しをしました。
古代ローマ時代から続く、塩の採集方法で、自然の力にだけ頼って塩を作っています。
カルシウム、マグネシウム、カリウムも豊富に含まれるミネラル分を感じられる円やかで、お料理の素材の味を引き立たせるお塩に合うように、
ピンク、ブラック、グリーン、ホワイトのペッパーをブレンドさせて作りました。
このお塩は、ミル付きタイプで、卓上やお料理の最中に手軽に使えるタイプです。
ミネラルが豊富で、素材の味を引き立たせてくれます。どんなお料理にも程よいタッチを与えてくれます。
▼私たちが、このブランド『アンセストラル』を輸入している理由
塩は日本でも取れます。また、昨今様々な種類の塩が販売されています。そのうえで、何故あえてスペインで採れる塩を輸入するに至ったかをご説明いたします。
私たちと、この塩の出会いは、今から6年前の2017年。現地に別の仕事で出かけた際に、現地のスペイン人の友人に『このお塩が美味しいから買って帰ったら良いよ!』とおススメしてもらいました。
その時は『塩が美味しいってどういうことだろう?』程度にしか思わなかったのですが、お土産で塩を買って帰り、日本で食べたところ、今までの食べてきた塩と違う味に感動を覚えました。その衝動のまま、パッケージに書いてあったメールアドレスに連絡をして、待つ事2か月。お世辞にも流暢とは言えない2行の英語の返事が返ってきます。
『お塩喜んでくれて、嬉しいです。日本は興味があります』
その返事に、私たちは自己紹介を兼ねて、自分たちの写真を添付して、この塩がどれだけ美味しかったかの文章を書き返信をしました。そして、待つ事2か月。次に返ってきたのは、とても長い流暢な英文でした。
伝統的な作り方をする、この塩は現地では右肩下がりの販売数であったため、新しくブランドを作り直そうと思っているという内容の返事でした。
彼らの熱い取り組みに共感をして、ぜひ日本で取り扱いをさせてほしいとお願いをするとともに、翌年に生産者と生産地を訪問させてほしいと依頼をしました。
そして、現地に赴き、生産地を尋ねると、あたり一帯は国立公園の山の中。その山の中で、コンコンと湧き出る『湧き塩水』があることを生産者は教えてくれました。その『湧き塩水』を、山の中の塩田に引き、そこで太陽と風によって天日干しをして、塩の結晶を作っていることを知りました。
壮大な自然の中で、古代ローマ時代から同じ製法で作り続けている塩の結晶の良さに共感する日本の方は多いはずだと感じ、2020年から日本市場で販売を始めています。
共感していただける方に、良いご縁があることを願っています。