【テンプラニーリョの魅力が詰まった重口赤】 ＜香り＞ アルコール度数が14.5％もあるものの刺激的な香りの立ち方はなく、果実のアロマがゆっくりと感じられます。 カシスやブラックベリー、プラムなど黒果実のアロマに少しひんやりするようなユーカリやミントのニュアンスがあります。 ＜味わい＞ 口に含むとドライな味わいの要素となるアルコール、酸味、タンニンを一斉に感じ、とても力強い印象です。 繊細な赤い果実味に続いて黒果実の風味が現れ、ブルーベリーや熟したプラムのアロマ、 樽由来の甘草やココナッツ、鉛筆の芯のようなスパイス感やミネラル感が続きます。 カカオやチョコレートのようなほんのり甘くグルメな一面もあります。 噛み応えさえ感じてしまうほどのしっかりとしたタンニンですが、尖った感じは全くなくとても柔らかです。 落ち着いた酸味が全体の味わいを下支えしています。 軽やかでソフトなタンニンと綺麗な酸味のバランスが素晴らしく、思わず重口ワインであることを忘れてしまいそうな仕上がりです。 最初から最後まで上品かつ力強い味わいはとても魅力的です。 グラスに注いで30分ほど経ってから香りが開いてくるので、お急ぎの場合はカラフに一度移して空気に触れさせた方が良いでしょう。 テンプラニーリョの特徴がしっかりと表現された魅力的な赤ワインです。 ＊生産本数：9,382本 ＊フレンチオークで発酵後、そのまま同じ樽で12ヵ月熟成(バトナージュも行う)。 ＜おすすめの食材＞ チーズ、生ハムやチョリソーを使ったタパス、ビーフステーキ、鴨肉のロースト、チョコレートケーキなど