たっぷりのボウルで香りと余韻をお楽しみ頂ける深緋(こきひ)。ボルドーに代表される、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローを基準に熟し枯れたワインを楽しんで頂くのがおすすめです。 「深緋といふは緋の色甚深くして黒くなりたるをいふ。たとへば桑の実の、初は赤きが、後黒となりたるが如しといへり」これは明治時代の『歴世服飾考』の中の言葉。深緋とは、紫みの暗い赤色で、茜と紫とで染めたもの。名称にある緋の色感はなく黒みの強い色です。飛鳥や奈良時代までさかのぼると役人の装束の色として使用されていたほど、非常に重要な高貴な色合いです。是非お飲物とリンクさせてあげてください。