カードケース(藍染、泥染め、生成)
仕様:4ポケット(表3、裏1)
ー素材について
HWDTでは主な素材として、徳島県で藍染・泥染めを施した牛革を使用しております。
染色には化学(合成)染料は使用せず、無農薬栽培の藍と、徳島の自然から得られる素材のみを使用しています。染めるタイミングで変化する天然染料ならではの色合いと、革一枚一枚の個体差が織り成す表情をお楽しみください。
ー革について
HWDTではヨーロッパ原産のタンニン鞣しの牛革を染色のベースとして使用しています。
理由としては、その肌目の美しさと革としての質の高さにあります。
ヨーロッパではほとんどが自然に近い環境で放牧により飼育されています。家畜にいたわりをもって接することが重要視され、十分なスペースで群れの仲間と暮らせる環境では、ストレスが少なく、気性も穏やかに成長していくため傷が少ない牛が育ちます。餌に関しても配合飼料ではなく、牧草や穀物が与えられているため健康な状態で育ちます。食肉としての価値を上げるために与えられる配合飼料は、人がマクドナルドを食べるようなもので、食べるだけ身体は大きくなり、脂身たっぷりな牛肉へと育ちます。しかしながら想像がつくように、肌はニキビなどで荒れ、お腹の皮は弛みしまりのないものになります。自然に近い環境でのびのびと健康に育つ牛は、お腹が弛むこともなく肌もきれいな成牛に成長します。そうした牛から得られる革は傷も少なく、革として使える部位が多くなります。その為自然と廃棄が減り、無駄減らしていくことができます。これが、HWDTがヨーロッパ原産の革にこだわる理由です。
ー染色について
革の染色は、全て徳島県海陽町にあるHi-COLOR handworksにて行っていただいております。
化学(合成)染料を用いることなく、無農薬栽培の藍と、徳島の自然から得られる天然の素材のみを使用して染色が施されています。
天然染料のみで行われる染色では、毎回異なる表情(色合い)に出会うことができます。気温、湿度、水温等、様々な状況が全く同じ日というのはなく、染料も常に発酵を続けるからです。その中で染氏の感覚を頼りに色を重ね一枚一枚の革が染め上げられています。ぜひ、これまでの量産品とは違う楽しみをHWDTの製品に見出していただけたら幸いです。同じラベルでも毎年味わいの異なるワインのように。