玉井商店

タマイショウテン

販売元

株式会社玉井商店

商品一覧

ブランドについて

日本の伝統的な履き物である足袋は工程数が多く、一つ一つ手作業で丁寧に作られています。その物作りに対するこだわりは全てのプロダクトにも受け継がれています。

創業より135年間培ってきた確かな技術力で、私たちの原点である「足袋」をルーツに足袋型の靴下、足袋、シューズなどを展開。

足元から伝統を感じ、現代を歩む。足袋を原点として、足袋型の靴下や靴などを提案し、若い世代への架け橋となります。

ブランドオーナーについて

玉井敬佑

tamaikeisuke

明治二十二年創業の老舗・株式会社玉井商店三代目として、日本の伝統文化である足袋を職人の手で一つひとつ丁寧に作り上げ、一筋に歴史を築いて参りました。足袋の製造販売から始まった歴史を背景に、足元から伝統を感じ、現代を歩む。足袋を原点として、足袋型の靴下や靴などを提案し、若い世代への架け橋となります。それは流行っているからではありません。私たちの誇りがそこにあるからです。まずは知って欲しい。触れて欲しい。そんな思いをからできたブランドが【玉井商店】です。

ブランドストーリー

なぜやっているのか

なにをやっているのか

製品へのこだわり

どんな方に支持されているのか

なぜやっているのか

玉井商店というブランドを立ち上げた理由は、ただ過去を守るためではなく未来へとつなぐためです。

私たちは明治22年の創業以来135年あまり、足袋と靴下をつくり続けてきました。

しかし現実として、日本の和装文化は確実に日常から遠ざかり、職人の高齢化も進み、このままでは技術も文化も静かに消えていく未来が見えていました。「誰にも知られないまま、継承されずに終わっていくのか・・・」その危機感こそが、玉井商店というブランドを始めた出発点です。

伝統を守るとは、昔の姿のまま据え置くことではありません。時代を生きる人の日常に溶け込みながら、心や身体に届くかたちで再び“自分ごと”として感じてもらえるように変換することこそが、私たちの考える継承です。だから私たちは足袋を原点にしながらも、足袋の「形」を守るのではなく、その「精神」──足に寄り添い、歩む人を支える──を軸に据えて新たな足袋、靴下、履物を生み出しています。

「流行り」を追うためではありません。むしろその逆です。大量生産・消費が主流のいま、百年以上続く技と手間と思想をもつものづくりには、時代を問わず人の心を動かす力があると信じているからです。若い世代に向けて届けたいのは「レトロな和」ではなく、静かに誇れる日常の豊かさ。気取らずに履けるけれど、ふとした瞬間に“良さ”が伝わる。そんな“暮らしの中で生きられる伝統”を提案する存在でありたいのです。

玉井商店は、単なる商品を売るためのブランドではありません。消えていくかもしれない文化を、もう一度息づくものへと“仕立て直す”挑戦そのものです。そしてその挑戦は、私たちだけでは完成しません。履いてくれる人、触れてくれる人の暮らしの中で、ようやく意味を持ちます。

だからこそ、まずは知ってほしい。触れてほしい。そこからすべては始まります。

それが、玉井商店をブランドとして立ち上げた理由です。

なにをやっているのか

足袋文化の技術と精神を軸に、日常に寄り添う靴下・フットウェアを開発し、伝統を“今”の暮らしの中で使われる形に再生する。

玉井商店は、明治22年に創業した足袋の製造業から始まり、現在も足袋の製造・卸を続けながら、その技術と思想を継承し、現代の生活の中で自然に履き続けてもらえる靴下や足袋型フットウェアの開発・販売を行っています。製造は日本国内を中心に、履き心地や足の形状・可動に合わせた“機能として正しいものづくり”にこだわり、必要に応じて徳島・奈良・兵庫・長野などの足袋・靴下産地や、熟練技術を持つ小規模工場と協業しています。

足袋や靴下は見た目以上に繊細な履き心地の調整が求められるため、表糸・裏糸の素材選定、編み設計、縫製仕様、つま先やかかとの細部にこだわり設計し、“慣れたときの心地よさ”を重視しています。

大量生産ではなく、小ロットでつくり、実際に生活者の声を吸収しながら改良を繰り返すことで、日常の中で信頼を得られるものづくりを続けています。

日本の足袋文化は和装離れや職人の高齢化により、急速に失われつつあります。私たちはその文化を“工芸品として保存する”のではなく、“今の暮らしで生きる日用品”として継続させるため、履きやすく、美しく、そして使い続けられる形で提案しています。

玉井商店の商品を通して、履く人自身の暮らしが少し豊かになると同時に、文化と技術が未来に受け渡されていく循環を育てたいと考えています。

製品へのこだわり

足袋靴下

靴下は一日中、肌に最も長く触れ続ける衣服のひとつです。だからこそ玉井商店では「履いた瞬間よりも、履き続けた時間で違いがわかる」素材選定と設計を何より大切にしています。たとえば締め付けやすさ・蒸れやすさ・摩擦や縫製の当たりといった微細なストレスを限界まで抑えるため、表糸・裏糸の繊維の相性、編みの密度、かかとやつま先の立体構造などを靴下ごとに最適化しています。

ただ柔らかいだけではなく、繰り返しの洗濯や着用を経ても“くたびれにくい”風合いと機能性を重視。表に見えない裏糸まで含め、、天然繊維／機能性素材を用途ごとに使い分けています。

「新品より“育った頃”が心地いい」と感じる靴下を理想としています。

特に足袋型の商品では、親指と他の指が自然に開くことで血流が促され、長時間履いても疲れがたまりにくい構造が特長です。

足袋

玉井商店は創業以来135年にわたり、足袋を職人の手仕事でつくり続けてきました。足袋は“履物”であると同時に、“姿勢・呼吸・所作までも整える道具”です。そのため私たちは、足首・甲・かかと・親指の可動域まで考慮した縫製を重視し、伝統的な製法を守りながらも現代の生活に適応した履き心地の研究を続けています。