直感を開放したときに出会ったブルガリアのダマスクばら
理屈ではなく直感を信じた製品づくりを心掛けました。中でもアロマテラピーを探求している時に出逢った、ある生産者のダマスクばら水は、香りを嗅いだ時に身体がのけぞるほど衝撃を受けました。ばらの生命をそのまま凝縮したようなそのエッセンスは、嗅ぐだけで自分の女性性を思い出させ、わたしの奥深くと響き合うような澄み渡った香りがします。
わたしたちはダマスクばらの中でも最高品質といわれるブルガリア産で、かつ生産者を限定したものを使用しています。ブルガリアの山脈の森の中に百年続く畑があり、1年の中でも5月の最後と6月の最初の週に咲くローズをジプシーの方々が早朝に全部手で摘んでいます。
ローズを大きな釜に入れて蒸すと湯気が出てきて、それを冷やして出てきたのが『ローズウォーター』。その上に、香りの精油(ローズオイル)がうっすらと、黄色くたまります。これはとても貴重なもので、1m/1万円もするため、ローズオイルはプラチナよりも高価と言われています。
普通はその高価なローズオイルを取り出してから、残りをローズウォーターにするという作り方をしますが、HANA ORGANICのダマスクばら水はローズオイルを取り除かずに、そのまま溶け込ませた特別なものを生産者の方からいただいています。つまり、一般的なローズウォーターよりも大体4〜5倍の『ローズオイル』が入っています。
同じダマスクばら水でも天候の影響により、年によって香りが少しずつ違います。マンゴーのような甘い香りだったり、さっぱりとした香りだったり。毎年違うからこそ、その年のダマスクばらを楽しめることも魅力のひとつだと思います。