ブランドについて
“農薬不使用。自然栽培。常識外のフリーズドライ。福祉課題を解決しながら作る、美味しいハーブティーブランド”
平野が広がる、石川県河北潟干拓地のさらに真ん中に位置するのが、ハーブ農園ペザン。
豊かな河北潟の大地と石川県の厳しい気候の中で、農薬や化学肥料、堆肥は一切使わず、その土地本来の力を最大限に発揮できる環境づくりを20年以上取り組み続けている。
ハーブ農園ペザンはSDGSが掲げる、誰一人も残さない世界の実現のために、障害をもった方々と共にハーブの生産から加工、販売までを行っている。
ブランドオーナーについて
澤邉 友彦
TOMOHIKO SAWABE
1987年石川県生まれ。大学在学中のバックパッカーの経験から農業の道へ進むことを決意。卒業後、長野の佐久、愛知県の農業法人で5年間の経験を積んだ後、ハーブ農園PAYSAN-ペザン-で農場担当として勤め始める。2017年に株式会社ポタジェを設立。2020年には農福連携技術支援者(農林水産省認定)を取得。
植物が成長することで、それに伴って人も成長するという、コミュニティ型の農業を追求している。
続きを読む
ブランドストーリー
なぜやっているのか
なにをやっているのか
製品へのこだわり
どんな方に支持されているのか
ハーブ栽培に農福連携を取り入れることで、社会課題を解決したい。
ハーブ農園ペザンは、完全国産・自然栽培の美味しいハーブティをつくっていますが、その生産プロセスはとてもユニークです。”農福連携”という考え方で、福祉事業所と提携して障害者の方たちがハーブの生産に携わっています。
このコミュニティ型の農業を始めたきっかけは、学生時代のカンボジアへのバックパッカーの経験です。カンボジアの国境で小さな子どもに日傘をさされてお金を要求されたことに衝撃を受け、それ以来、福祉や社会課題に関心を持ち続けてきました。
そして、この石川の農園でハーブの自然栽培と出会います。社会課題を解決したいという長年の想いにより、ペザン農園での「農福連携」がスタートしました。
ペザンの質の高いハーブは障害者の方たちの手作業があってこそだと考えています。植物(ハーブ)を通して、より豊かでより幸せな世界を構築することがペザンの目標です。
農業と福祉が手を取り合い、障害をもった方達が未来の農業の担い手に。
農福連携とは、担い手の高齢化と減少が進む農業分野と、障害者や高齢者らの働く場の確保を求める福祉分野の連携のことを言います。
ペザンでは2015年より農福連携の取り組みを始め、試行錯誤を繰り返してきました。
農園にやってくるのは、先天的な知的障害や、統合失調症などの精神疾患を持つメンバー。農作業は、普段の生活の中での動きの延長線上なので、基本的に生活の中での行動(ご飯を食べるときは片手だけか、両手を使って食べるか、等。)からどのような作業ができるかの判断がつきます。そして、障害特性や性格を見ながら農作業とのマッチングを図り、その傾向から作物を選定し、栽培の指導を行います。
目で見ることで理解が早い特性の方には、農園の地図をざっくり上から覗いた図を書いて「ここの草をこれだけ取りましょう」というメッセージをビジュアルで伝えています。
また、施設外就労へ他農家さんとのマッチングをし、農家さんと福祉事業所の間に入りスムーズに作業できるようにフォローもしています。支援を通して、年齢・性別・人種・障害の有無に関わらず、生きるために必要な体力をつけ、作業を効率よく行えるサポートを続けることが大事です。働いてくださっている障害者の方のスキルを上げ、キャリアを積んでもらう。役割をしっかり与え、認められている場所を創っていきたいと考えています。
穫れたての香りと美しさのため、フリーズドライへの投資。
私たちは全てのハーブを収穫してすぐに、フリーズドライという製法で加工しています。「フリーズドライ製法」とは、凍結させた食品を真空状態に置き、水分を昇華させ乾燥させる技術のことです。様々な乾燥方法がある中で、なぜフリーズドライなのかというと、穫れたての「香り」と「美しさ」がしっかりと残されており、さらに熱風乾燥過程で感じられる苦味や渋みがないからです。「ハーブティーは香りや味が苦手で飲みにくい」というマイナスイメージを変えられるのがフリーズドライ製法でした。
朝に収穫したフレッシュなハーブの葉と茎をほぐし、汚れがついた葉を選別する作業を行います。それをすぐに工場に持っていき、そこでさらに洗浄をし、フリーズドライをかけてクオリティを上げています。こういったひと手間をかけているからこそ、「ハーブティは苦手」という方にも「これは美味しい!」と言って頂くことが喜びとなっています。
ペザン農園のハーブティーはハーブの品質を高く評価され、地元のレストランやホテルを中心に取り扱われています。その他、エステサロンや漢方専門店でも販売されています。フリーズドライの手法は、スッと口を抜ける爽やかさがあるため、飲んだときの清涼感が人気のひとつです。また、農薬や化学肥料を使わない自然栽培をしているので、自然派志向の方にもお飲み頂いています。
ペザンは日々ハーブと向き合い、土と向き合いながら、私たちにできることは何かを考え続け、日本一美味しいハーブづくりを目指していきます。さらに、社会問題・環境問題を含めて解決できるように、理念である「より豊かに、より幸せに」の実現を目指して活動を続けていこうと
考えています。
© 2024 goooods Inc. All rights reserved.