サイズ:約φ4cm フック部分含む最長約6.8cm
色鮮やかなお花のモチーフに様々なビーズなどをちりばめたピアス
耳元で華やかでキュートにお顔周りを彩ります。
トルコの伝統手芸 oya
起源は不明らしいのですが、大昔は 魚を捕る網がすでにその技法だったといわれています。
イスラムの女性たちは髪を隠すためにスカーフを覆います。
はるか昔に使われていたその技法が、イスラムの文化圏でスカーフの縁どりに 装飾されおしゃれを楽しむようになったようです。
オヤはトルコ語で縁飾りを意味します。
技法や手法によって呼び名が変わるそうです。
針を使う技法、かぎ針を使う技法トゥーオヤ、縫い針(iğne)を使うイーネオヤ、シャトル(mekik)を使うメキッキオヤ、
または、ビーズ(boncuk)や石などを編みこんでいるボンジュクオヤなど。
少し昔までは、女性は手先が器用な方がいいとされており、
嫁入り道具の一つとして婚約が決まると細かなレースを編んだスカーフをお披露目しなければなりません。
花嫁の技術でいかにこの娘は器用であるかと判断されるのです。
そのため、トルコの女性たちは幼少のころからこのオヤ刺繍を母から学びます。
また、女性たちの伝統的趣味でもあるオヤは、近所の主婦たちが集まり、お茶を飲みながらおしゃべりしお昼の時間を過ごすという井戸端会議の中のひとつの暇つぶし的な要素もありました。
最近ではオヤも編める女性も減る中、伝統手芸を守りたいと、制作を続けるBAHARバハさんの作品たちです。