【Royal and Ancient — 時を刻む、至高の一椀】 10年という歳月がつくる、揺るがぬ美。 このボウルは、ただの器ではありません。 それは、10年間静かに眠り、熟成されたオーク材が持つ「時間の重み」と「木の深さ」を宿す、唯一無二の存在です。 【なぜ、10年も寝かせるのか】 オーク材は、堅く美しい反面、乾燥に時間を要する難しい素材。 急いで乾かせば割れや反りが生まれ、器としての寿命は短くなります。私たちは自然の力と木の声に従い、人工的な処理をせず、ただじっくりと10年の時を待ちました。 その年月のあいだに木は静かに整い、内側に残る水分や応力が抜け、やがて芯から穏やかで、安定した状態へと変わっていきます。 この深い眠りの時間こそが、手にしたときのしっとりとした質感、洗練された木目、そして何十年も使い続けられる強さを生み出しているのです。 Royal and Ancient の器は、日々の営みに寄り添いながら、時間とともに育ち、そして受け継がれていくものを目指しました。 10年の時を経た木が、これからの10年、20年に寄り添うために。