茎茶(くきちゃ)やかりがね茶とも呼ばれるお茶。
5月にとれる一番茶の茶葉から出る若茎でお作りしております。
粉茶とともに出物と呼ばれ、荒茶から煎茶を製造する過程で取り除かれた部分から作るものです。
「二級品」とされがちですが、甘味・旨味・香り成分は葉よりもむしろ茎の方が豊富であり、優れた面も多い部位です。
またアミノ酸が多く含まれる部位であるため旨味が強いのも特徴です。
非常にコク深い旨味と味わいがお楽しみいただけます。
マルキョウ商店の棒茶は当店の深蒸し茶を仕上げる際に出る棒(茎)を使用。
水色が美しい濃い緑色、香り高く、コクのある旨味、まろやかな味わいが特徴です。
平らな地形の牧之原台地は日照時間が長いので、葉肉の厚い栄養成分をたっぷり含んだ葉が育ちます。
その葉を、通常より2、3倍長くしたことにより成分が分解され、タンニン(苦渋味)が減り、アミノ酸のテアニン(甘み)が増して、コクと旨味が深い、まろやかで濃厚な甘みのある美しい深翠のお茶になります。
栄養たっぷりの細かい葉が湯吞みにも注がれるため、通常よりも「カテキン」など身体にうれしい成分を多くふくみます。