2011.3.11に発生した東日本大震災がキッカケでした。
私たちは兵庫県神戸市に住み、気仙沼から約1,000km離れた土地から東北の復興を経済面から応援すべく活動しています。
かつて神戸も阪神淡路大震災で甚大な被害を受けました。その時に全国から受けた温かいご支援。神戸は震災から20年以上経ち、ようやっと復興しました。
本当の復興とは、街がきれいになることではありません。
そこで生活する人が、愛した街で笑って生活できること。
震災は沢山の大切なものを失います。
家族、友人、財産、家、お店、大好きな景色...。
私たちに出来ることは本当に小さなことです。それでも、東北にボランティアとして足を運び、現地の人と触れ合い、土地の文化を学ばせて頂く中で、出来ることを見つけました。
そう、気仙沼のサメ革と出会ったのです。
気仙沼は、サメ漁獲量が日本一の港町で、国内シェア90%超。
フカヒレなどの水産加工が盛んです。
私たちは、既に多くのボランティア団体や企業が支援している水産加工以外の分野で気仙沼を応援し、世界に誇れる「サメの町」として復興するお手伝いが出来ればと2013年よりサメ革の魅力を伝える活動を開始しました。
サメ革の染色加工は、牛革など他の皮革にはない、特殊な工程や高い技量が求められます。
気仙沼復興に向け世界に誇れるモノづくりを続け、被災地の区画整備が成されたら、現地に工場を建設し雇用を生む。そうすることで、被災された現地の方々が元気に笑顔で働ける環境を創出出来ればと考えています。
想いは年月を重ねるごとに強くなり、2016年2月、復興までの先十数年を見据えて経済面から息長く被災地を応援すべく起業し、現在に至ります。