川本 咲子
Sakiko Kawamoto
「当たり前」をほどき、価値を編み直す。
私は、根っからの「食べること」が好きな人間です。
だからこそ、太りすぎたり、食べられなくなったりといった経験を通じて、「食」が自分自身を形作る一番の土台であることを痛感してきました。
仕事を通じて日本の各地域を歩く日々。
そこには、地元の人さえ気づいていない、光輝くべき魅力が無数に眠っていました。「こんなに素晴らしいものが、なぜ光を浴びないのか」というもどかしさ。私は、その埋もれた価値をすくい上げ、現代の暮らしに溶け込む形へリデザインしたいと考えました。
お粥を「療養食」という固定概念から解き放つのも、その一歩です。
自分が本当に良いと思えるものを。そして、素材を愛する人々の想いが報われる形を。そんな誠実なものづくりを信じて、一歩ずつ価値を紡いでいきます。