サステナブルデザインの象徴、
風呂敷は<小倉 縞縞>のシンボル。
四角い布でものを包んで運ぶという習慣はアジアの各地で確認できます。しかし、風呂敷を装いの一部に見立て、柄選びや結び方にも工夫を凝らすのは、いかにも日本人らしい感性といえるでしょう。
また、気持ちの品を包んで贈り合う風呂敷は、人と人との縁を結ぶ “縁起物”でもありました。「みんなに温かく包まれますように」という願いを込めて、現在も花嫁の挨拶まわりに風呂敷を贈る地域もあるようです。
そして、環境保護の観点から風呂敷の魅力が再注目される現代、<小倉 縞縞>はブランド立ち上げ当初から風呂敷の生産に力を入れ、2010年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました。
たて縞が映える、正方形の布。包むものに合わせて形はしなやかに変化し、何にでも、何度でも使える軽やかさと強さを併せ持つ。そして、人々の心を包み、やがては縁をも結ぶ──サステナブルデザインを象徴する風呂敷は、まさに<小倉 縞縞>というブランドを表現するにふさわしいアイテム。私たちは風呂敷とその文化を、小倉織と共に未来へと手渡します。