~機能~
コアスクイーズは、名前の通り、潰して負荷を得ることでトレーニングを行うのですが、その一番大きな特徴は、潰す方向によって負荷が変わるという点。硬度の高い中央のウレタン(グレーの部分)を硬度の低いウレタン(ブラックの部分)で挟む構造で実現しています。
特にこだわったのは、2種類のウレタンの厚さの配分です。これは、本当に答えがなく、数種類のバランスをサンプルで作成し、メインとなる、腹直筋、腹斜筋、広背筋、大胸筋のトレーニングに最適なバランスを探る方針とし、現在のバランスになりました。
~製造~
また、一番時間を要したのは、製造方法の決定です。
はじめに可能性を探ったのは、金型内でウレタンを発泡させる方法ですが、潰す方向によって負荷を変える構造の実現の難易度が高いことと、決定的なのは、仕上がりに空胞のムラが出ることが指摘され、断念。また、製造場所は海外も視野に入れていましたが、運搬費用のコスト面の問題から国内で行うこととしました。
結果、発砲ウレタン加工工場にて、2種類の硬度の違う発泡ウレタンの組み合わせからできた立方体を面取りし、この形に切り出しています。
~仕様~
サイズ 直径30cm
重さ 440グラム
中央密度(kg/㎥) 32kg +-2.6
サイド(kg/㎥) 18kg +-1.4
~色~
リビングルームに置いていても違和感のないカラーとして、シックなグレーとブラックで統一感のある仕上がりとしました。