今治、
みやざきタオル、
その風土
江戸時代から白木綿の産地として、また綿織物業として繁栄してきた今治。
明治維新後、近代的な設備を擁する紡績工場の煽りを受け衰退しましたが、
復活を期して紀州和歌山で発祥したドイツ伝来の綿ネルを当地で習得し、
その生産を今治に導入します。
後に戦時下での特需が輸出のノウハウをもたらし、一躍貿易の先進地へ。
海外での販路を拡大、四国初となる貿易港指定を受け、神戸税関今治支所が開設。
今治は四国の神戸と呼ばれるまでの港町に。
当時、自社でも生産しつつ中小の織物工場から製品を買い付け輸出していた宮崎商店。
製造と販売の両部門を揃える、傑出した存在でした。
国内生産量の16%を占めた今治綿ネルの最盛期、その半量が輸出に当てられました。
白木綿から綿ネル、タオルへと変遷を遂げた今治の綿織物における歴史は、
そのまま"みやざきタオル"の歴史でもありました。
アルバレス農場の
スーピマ
オーガニックコットン。
アメリカ合衆国の中西部に位置する
ニューメキシコ州に広がるアルバレス農場。
素材として用いているスーピマオーガニックコットンは、
この場所で有機農法により栽培されています。
しなやかな強度がありながら、ふんわりとやわらかく。
また、ごく自然で仄かな美しい光沢を備え、
吸水性と速乾性に優れているのが特徴です。
この糸が紡がれているのは大阪は阪南区の大正紡績株式会社。
原料から生産現場まで目を配り、
持続可能な社会と世界的な環境保全を標榜しています。
みやざきタオルのモノづくりに欠かすことのできない存在です。