忙しい日の夜、家に帰って「あ、カレー食べたい」。
そう思ったとき、レトルトカレーを食べるためにご飯を炊いたり、お湯を沸かしたりするのすら面倒。時間が勿体ない。手っ取り早くカレーを食べて、お酒を飲んで一服したい。
そんなグウタラな気分が、ポケットカレー開発の最初のきっかけでした。
しかしアイデアを詰めていくうち、
「ひょっとしてこれ、いろんなことに役立つカレーになるのでは?」
と思うようになったのです。
まず第一に、防災備蓄。
故郷の神戸が震災に遭ったとき、被災地でいかに水と火が貴重になるかを知りました。
日々の食事のメリハリがいかに元気を与えてくれるかも。
調理に火も水も用いず、そのまま食べられるカレー。
ポケットやバッグに入れておけば、カレーを持っていることなど忘れてしまうほどコンパクト。だから、ふとした時に「助かる」。もしもの時のために身につけておくカレーなんてきっと、今までなかったはず。賞味期限も通常より長めの、製造後2年に仕上げました。
そして第二に、カレーを楽しむ場の拡大。
ポケットサイズにするため、味をギュッと引き締めたポケットカレーは、キャンプなどのアウトドアにも最適です。ご飯だけでなく、バーベキューの肉や野菜、パンに合わせてもよし。
オフィスやコワーキングスペース、調理環境が整っていないBARの常備フードとしても活躍するはずです。
どんな食材を用いることもでき、色々な楽しみ方ができるカレーは、身近にある様々な社会課題を解決することができます。
防災、フードロス、ライフスタイルの多様化・・・
そんなこんなの、いろんな思いをポケットサイズにギュッと詰め込んだのがこの「ポケットカレー」シリーズです。