ブランドについて
海の京都、丹後ちりめんのものづくりの場所から生まれた
天然のタンパク質たっぷり、100%シルクのボディウォッシュ
filtango lab(フィルタンゴラボ)は、京都、丹後ちりめんの産地で女性目線で絹糸を使ったものづくりを行うブランド。
創業100年の工場で生まれた最高級品質の絹の糸を使用し、絹の天然のタンパク質、”セリシン” をたっぷり残した『濃いシルクのボディウォッシュ』を製造。
地元の高齢者の方々が1つひとつ編んで作る製品は、天然のシルク100%。ケミカルな溶剤や素材は一切使わず地球に優しいものづくりを行っている。
ブランドオーナーについて
山根 ちさと
Chisato Yamane
国内最大の絹織物の産地、京都、丹後で生まれ機音を聴きながら育つ。
アパレル会社のニットデザイナーとして、世界中の国の糸や布に囲まれ、糸からのものづくりの経験を生かして2018年、丹後の織物技術を使ったシルクストールのブランド“filtango”を立ち上げる。「伝統的な丹後ちりめんを後世に残したい」と、和装以外の販路拡大を目指し、Makuakeにてクラウドファンディングをスタート。目標額をスピード達成し「日常使いできる」洗濯可能なシルクストールを発表。
2022年、“シルクのチカラで心地よい毎日を”掲げて、新しい丹後ちりめんのブランド ”filtango lab”をリリース。2020年、京都女性起業家賞・特別賞受賞。
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ブランドストーリー
なぜやっているのか
なにをやっているのか
製品へのこだわり
どんな方に支持されているのか
着物産業の地で、女性目線のものづくりがしたい
数年前、知り合いに連れられて行った丹後ちりめんの織元、機屋(はたや)さんで、様々な織柄のちりめんを初めて目にしました。着物の布を高級品として、真面目に頑固に、そしてものすごく丁寧に作り続けてきたそのクオリティの高さに驚きました。
しかし、他の伝統産業と違わず、丹後でも高齢化が進み、昔からあった機屋さんや機械のメンテナンスをしてくれる職人さんも次々と廃業。こんなにも美しい絹の布が、この先作れなくなってしまうかもしれない、一部の人だけの高価な着物だけではなくて、普段身に着けやすいアイテムで、手の届きやすいお値段のものを世の中に出したい、という思いでシルクスカーフのブランドfiltangoを立ち上げました。
和装業界のことを全く知らない私でしたが、丹後の職人さんや内職さんには女性も多く、江戸時代以前から続く丹後のものづくりの奥深さにふれながら、職人さんと一緒にクオリティの高い製品を作り上げることができました。一方で、問屋や販売店での接客にはほとんど女性が出てこない。つまり、良くも悪くも江戸時代から変わらない部分があり、女性目線でのものづくりがあまり行われていないと感じることがありました。
技術のある女性が多いこの地で、丹後の絹糸を活かし、なおかつ日常で使える小物づくりができないかと、同じものづくりをする女性社長らとボディウォッシュづくりのワークショップを企画したことがきっかけで、filtango labが誕生しました。
ブランド名は、fil(糸)糸、tango (丹後)、lab(ラボラトリー)を掛け合わせたもの。
見て楽しむ、愛でる存在であった高級シルクを、時代に合わせて健康や美しさのための機能を併せ持ち、日常で親しまれる、そんなものづくりを目指しています。
丹後でしか作れない糸を使い、産業を担ってきた女性たちとのものづくり
長年ニットデザイナーをやっていた経験から、糸を見れば「どう編めるか」分かります。ボディウォッシュのアイデアは、創業100年の高級和装織物の丹後ちりめんをつくる工場で、糸の束を見たときに生まれました。
丹後ちりめんの最大の特徴は、湿度の高い丹後の気候風土を生かした糸の撚(よ)りにあります。繊維はそのままでは弱くて使えないので、撚り=ツイストして糸を作ります。普段私たちが着ている洋服では1メートルにつきだいたい200回〜600回程度ですが、丹後ちりめんでは1メートルにつき、2000回〜4000回という、ものすごく多い撚りをかけています。
極細の絹糸は乾燥すると切れやすい。布を織る時の糸も切れやすい。
シルクの布も糸も、乾きすぎるとガサガサになる。
でも丹後では天然の湿度で絹糸の柔軟さがいつも守られている。
どのぐらいの湿度かというと、夏の蒸し暑さはもちろん、秋に枯葉が舞うのはテレビでしか見たことがなく、冬は雪が多く洗濯物が乾きません。この湿度がなければ糸や丹後ちりめんはできないのです。
さらに、丹後の技術で撚糸された糸には天然の絹のタンパク質“セリシン”が残ります。この2つの特徴を活かしたのが『濃いシルクのボディウォッシュ』です。
製品を編むのは丹後在住の70代以上の女性たち。かつて、機屋や養蚕など、地域の産業に関わってこられた方々で、他にも「内職さん」と呼ばれる、陰で産業を支えてきた女性が丹後には大勢います。彼女たちとの関わりを通して、そこも含めての産地であるという気持ちが芽生えました。
今後も、事務所や店舗を持たないなどコストを抑えたビジネススタイルを継続し、作り手の皆様に適正な対価をお支払いできるブランドでありたいと考えています。
ボディウォッシュの糸が作られるところ。
絹の原料の蚕、繭にもともとついているセリシンという美肌成分を、加工により充分に引き出した糸を150本束ね、1つずつ手作業で編み上げています。
触るとセリシンの風合いでシャリシャリしていますが、お湯につけると柔らかくなります。
繊維が肌の細かい部分に行き届き、シルクの力で優しくしっかり角質が取れてキレイに洗い上がります。素材は天然の素材のみで作られており、防かび剤などの化学物質は一切使用しておりません。
【使用方法】
普段お使いの石鹸やボディソープとともにお使いください。
使用後はよく洗って絞って、吊るして乾かしてください。
時々、ネットに入れて洗濯、天日干しするのがおすすめです。
濃いシルクのボディウォッシュ とりtori
プレゼントや若い方に人気の「tori」
濃いシルクのボディウォッシュ ハートheart
小ぶりなデザインでお子様や手洗いにおすすめの「heart」
濃いシルクのボディウォッシュ せなかsenaka
長さ35-37cm 幅8.5-9.5の「senaka」は百貨店の催事で1番人気
購入層は女性がほとんどですが、老若男女、誰でもお使いいただけます。
現在はオンラインショップ、百貨店、シルク製品のセレクトショップなどで取り扱われています。
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