MCKKは、「寄り道の感性を育む」をテーマに、
日本文化に根づく感性や営みを、現代の暮らしに編み直すブランドです。
忙しさや効率ばかりが優先される今だからこそ、
すぐに役立つものではなく、ふとした寄り道の中で感じる豊かさを大切にしています。
なぜ「香り」から始めたのか
言葉を介さず、感覚をダイレクトにひらいてくれる香りには、
思考を手放し、いまこの瞬間に立ち戻る力があります。
五感の中でもとりわけ記憶や感情と深く結びつく香りは、
偶然や曖昧さを受け入れ、過程そのものを味わう“寄り道の感性”と、非常に相性がよいと考えています。
日本の聞香文化から着想
MCKKの香りづくりの背景には、日本の「聞香文化」があります。
香りを“嗅ぐ”のではなく、“聞く”という独自の感性——
それは、自分の身体や心に向き合い、その日の状態で香りを感じ取るという在り方です。
私たちはこの感性を、お香だけでなく、ハンドソープや和キャンドルといった
すべてのプロダクトに共通する体験設計の軸として捉えています。
感性をひらく小さなスイッチ
MCKKが届けたいのは、単なる癒しや余白ではありません。
むしろ、「こうあるべき」「〜しなければならない」といった
自分自身に課してきた小さな呪縛からふっと離れ、
理屈ではなく、いまの気分や感性に従って何かに夢中になるような時間。
香りや所作がそのきっかけとなり、
ただ感じること、思いがけない感情や発想に出会うことを楽しめる。
そんな感性のスイッチとしての香りの体験を、大切にしています。