香りを通じて、人のもつ美意識や感性のゆたかさを伝えていきたい
人の持つ美意識や感性のゆたかさをどう育てるか、日本の未来についても割とまじめに考えてます。世界にはうつくしいものがたくさんあって、意識しないとなくなってしまうものもあると思います。特に目に見えぬものは。
MAGNOLIAでは、香りと同じくらい大切にしているものがたくさんありますが、新作「山笑う バスソルト」には日本文化の素晴らしさ、無形のものに対する美意識をデザインの力でうまく表現できたと思っています。
また、この製品の開発は、新潟の障害者施設に製造をお願いしています。障害者だからこそできることがある。彼らが社会で生きていくために働くことがどれだけのモチベーションになっているのか。製造を一から見学させてもらったことで強く感じました。
モノを通じて伝えられるコトがまだまだたくさんあると気持ちを新たにした出会いです。
MAGNOLIAのモノづくりには以下の願いが込められています。
❶心をおだやかに 肌をうつくしく 体をすこやかにすること
❷植物、香り、アートに触れて、"生活"を"暮らし"に変えていくこと
❸モノを購入する、使うことが誰かの為になる
❹サスティナブル/ノーマライゼーションへの取り組み
昨年から拠点を神戸に移し、海辺で寝そべったり六甲の山を歩いたり、改めて自然の力を感じています。都心で生まれ育った私には毎日が新しい発見に溢れていますが、一番の収穫はアートとの再会。元々アート好きでしたが東京にいる頃はそれを楽しむ余裕がありませんでした。神戸に来てからギャラリーをめぐったりする中で、アートが暮らしをゆたかにすることを実感しました。六甲の山の木や廃材を使った商品など、神戸とのご縁から生まれるものもゆっくり作っていきたいと考えています。
最後に、
本能で選ぶ香りには意味があります。
香りを架け橋に、あなたにとって今必要なものを見つけてほしいですね。