ブランドについて
東北の豪雪地帯で昔から活用されてきた「雪室」。この雪室で珈琲豆を熟成させると不快な香り成分が減少しスムースでマイルドな珈琲になります。
雪室熟成珈琲、関東出身の夫婦が東北の豪雪地帯に移住してカフェをオープンしました。珈琲豆を貯蔵すると成分が変化する研究結果を見つけて始まりました。
「雪室熟成」の商標はキーコーヒー様が持っていたのですが、私たちが使いたいという思いを手紙に託しました。そして、利用契約を結んで使用しています。
あまりにも山奥にカフェをオープンしたので、来客が少なく苦戦しました。そこで、お土産品としての販売を始めました。それがギフトに選ばれたり好調に販路を伸ばしました。
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ブランドストーリー
なぜやっているのか
なにをやっているのか
製品へのこだわり
どんな方に支持されているのか
山村に移住し、人口減少と過疎化の現実に向き合うこととなりました。しかしそこには自然と共存する昔からの知恵がありました。私たちの住む山形県飯豊町は、東北の中でも豪雪地帯です。冬になると毎年3mくらいの雪が積もります。
そのような山村で、昔から「雪室」を貯蔵庫として活用してきました。雪室に保存すると米は品質が劣化せず、ジャガイモなどは甘みが増します。雪室は、雪の温度だけで冷やす冷蔵庫で、冬の雪が冬の雪が次の年まで融けながら残ります。
ある意味雪は究極の「エコエネルギー」です。この資源を活用して事業が行えれば、田舎での持続可能な生活が可能であると示せるのではないかと思い事業を立ち上げました。
コーヒー豆を生豆の状態で「雪室」貯蔵して熟成します。その珈琲豆を使用して商品を製造しています。珈琲の販売を通して持続可能な田舎暮らしの実現を目指しています。雪室熟成珈琲の「雪室熟成」は、キーコーヒー(株)様の商標ですが、私たちが豪雪地帯で地元の資源である「雪室」を活用して収入を得て、家族と暮らしていきたいと気持ちを手紙で伝えたところ、商標の利用契約を結ぶことができました。その際、キーコーヒー様からは、「珈琲好きにおいしい珈琲を届けていただければ、私たちの喜びでもあります。」と温かい言葉をいただきました。
代表の葉月は、共存の森ネットワークというNPO法人に勤務していたのですが、そこで活動していた若者が実際に地方に移住しても事業として成功する例は少なく、地方の厳しさがある中で、私たちの事業は少しづつ拡大し、法人化をすることになりました。その際、NPOの理事長でもある渋沢寿一様から出資をいただき、夫婦と渋沢様で出資し法人化しました。
私たちのコンセプトは、田舎の資源を生かしながら、田舎の生活を成り立たせることです。
「雪室」で熟成させると何が良いのでしょうか?雪室は温度が0~3℃、湿度が90%以上です。
大学での研究で論文にまとめられていますが、アルデヒド系の不快な香り成分が減少します。アルデヒド系は、水溶性のため、雪室内の雪の湿気に吸われて減少します。アロマの香り成分は、油性のため、湿気に吸われることなく豆の中に残ります。そのことにより、良い香りの成分の比率が増します。
そのことにより、スムースでマイルドな珈琲になります。
ある意味、珈琲のいいとこ取りです。
不快な香り成分が減ってマイルドになった珈琲を多くの方に味わってもらいたい。リピーターの口コミなども、今までの豆と違って「飲みやすい」、「おいしい」という声をいただいています。
また、地方の過疎化や地方の暮らしを守ることにも、私たち、移住者の役割かと考えています。
そんな私たちに共感してもらえる方に、「雪室熟成珈琲」をお届けしたいです。
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