廃棄される鹿を減らし、命を繋ぐサイクルを実現させたい
私は元々東京で看護師をしていましたが、北海道への転居をキッカケに狩猟免許を取り、銃所持許可を取得しました。狩猟を体験し、命に対する責任感を強く感じ、鹿の害のことも知りました。鹿は日本において害獣であり、放置すれば増加し続け森林被害拡大が進むため、日本では年間数十万頭の鹿を頭数管理(狩猟・駆除)することが必要不可欠です。駆除された鹿の90%近くが廃棄され、莫大な処理料金に税金が投入されています。
廃棄されていたシカ達が正しい処理や管理により、高品質な革製品として生まれ変わることは命を繋ぐサイクルとなり、環境にもやさしい循環となると私達は考えています。
命に感謝してシカのお肉を食べ、革を使用するサイクルを作りたい。そんな想いから2014年看護師を辞め、食肉処理事業をスタートし、2018年より鹿革ブランド「LEATHERECTION」を立ち上げました。
「LEATHERECTION」は再び生まれ変わるという意味。循環する生命としての鹿革の良さを皆様にお伝えしたいと思っています。