【先ずは知ってもらいたいという思い】
淡路島の手延べそうめんの歴史は、江戸時代後期の「天保年間」の頃に遡ります。
当地福良地区の人がお伊勢参りをした帰路、三輪を通りかかった際そうめん作りを見かけ、数年留まり技術を覚えて戻り、広めたと言われています。
淡路島にも「そうめん組合」があり、産地としての最盛期は明治の頃で、冬場に海が荒れて漁に出れない時の漁業者の副業として広まり生産者約140軒、生産量として18kg入る木箱で約4万箱ほど製造していたようです。
現在は組合員数12軒で生産量は18k箱で5千箱前後となっていて、生産量ベースの全国シェアでいうと0.3%あるかないかくらいの小さい産地です。
淡路島のそうめんは一般の小売店さんでは、ほとんど販売されていない激レアなそうめんです。
産地としての歴史は意外とあるのに、知名度が全くありません、
島民でも半分の方がご存じかどうかというレベルです。
島民の方は勿論、全国の方に≪淡路島にも意外と美味しいそうめんがある≫と
知って頂きたいと、展示会や営業、店頭での試食販売に出向いたり(最近は全然いけていませんが・・・)と地道な活動もしています。
お客様からのお声でも「乾麺て地味よね」とよくいただくのですが、美味しい物を食べたときに感じる幸福感を、弊所の麺を食べた方に一人でも感じてもらえられるように頑張っています。
あと、私自身、やはり麺を食べるのが好きで、自分で食べても安心で「あ~これ美味いな~」と思える商品作りを心掛けています。
(↓この路地を入っていきますが、写真に弊所は写っていません、もう一つ路地に入ります)