島民の皆さんが全ての工程を手作業で行う
生まれ故郷をなんとかしたい“という思いから商品開発を企画しましたが、後継者不足の現実は予想以上に厳しく、「人もおらんとに誰がするとね?」と、最初は島民の皆さんから猛反発を受けました。
地元の有志や商工会青年部に声をかけ、草刈りや収穫作業をなどをお願いすることから始め、椿油を使ったワークショップなども開催し、椿油の持つ古いイメージを払拭しながら、少しずつ島の人たちに理解していただけるようになりました。
現在は、島民と共に地域の魅力を見つめ直し、椿油を使ったオリジナル化粧品の企画・開発に一貫して取り組んでいます。
加唐島に自生している天然ヤブ椿の管理は、手間を惜しまず「無農薬」、「無化学肥料」、「無除草剤」で行われています。
地面に落ちた実、種は使用せず、木に茂る実のみを手摘みで収穫します。搾油から濾過まで全て手作業で行っています。収穫した実は天日で2~3日干して、殻が自然と割れると殻から種を取り出して出荷します。
椿油の成分を崩さないために、コールドプレス製法(非加熱処理)で作る商品開発に取り組み、商品は全て無添加でナチュラルな成分で構成されています。