縁があってタイの指サックメーカーの技術コンサルタントを担うこととなりました。
そのメーカーの指サックは他の指サックでは感じられない柔らかさで、とても使用感が良いのです。
指先の感覚がそのままなので非常に使い勝手が良いと感じました。
もともとは工業用として流通している指サックですが、この使い勝手の良い指サックを日本の多くの方々に知ってもらいたい、と思ったのがノビサック誕生のきっかけでした。
でも、この使い勝手の良さを皆さんに感じて頂けるだろうか・・・心配でした。
「お願い、その指サックだけは置いて行って!」
突然ですが、この言葉ちょっと理解しづらいですよね。
しかし実際にあった会話の一部です。
なぜこのような会話になったのか少々説明させて下さい。
ノビサックのサンプル品を、知り合いのAさんに、ある大手量販店のバックヤードで試験的にモニター使用して頂きました。
ノビサックは1袋100個入り(当時)なので、Aさんは同じ職場の皆さんにもノビサックをシェアして使ってもらっていました。
あるときAさんは職場移動することになりました。Aさんがノビサックを次の職場に持って行こうとしたところ、同じ職場の皆さんが言った言葉です。
「Aさん、あなたは去ってもいいけど、お願い、その指サックだけは置いて行って!」
ノビサックの使い勝手の良さが証明された瞬間でした。