元山兄弟の祖父、元山金良は着物縫製会社兼和裁士訓練校である和裁学院を設立しました。
その学院も九州に4校設立するほど拡大し、祖父は、全国和裁着装団体連合会13代会長に就任し、和裁の進歩に精力を注ぎました。
その後、父に会社は受け継がれました。
ですが年々着物を着る人が減少し、下請けである和裁士の報酬は減少し続け、その結果経営は困難になり全和裁学院を閉校しました。
現在は新たに縫製会社を立ち上げ、父が一人で経営し、父の生徒さんに外注として出す形で経営しております。
個人でやられている和裁士の方は、それだけでは生活できない程の仕立て代となっております。
このような状態ではでは国内の和裁士という職人はいなくなってしまい、伝統技術は姿を消してしまいます。
その問題を解決するには、まず着物の販売側から変わっていかなくてはならないと考え、兄弟で着物ブランドを立ち上げようと決意しました。
約1年かけ、着物を、和裁の新しい文化を創り継承するにはどうしたらよいか思考を重ね、様々な方にアドバイス頂きながら起業準備を進めました。
着物のネガティブなイメージと正面から向き合い、着物の進化について毎日のようにとことん話し、着物に限らず様々な物を見て、学び、インスピレーションを受け、”巧流-call-”が目指す着物を突き詰め続けました。
そして我々は一つの道に辿り着きました。
先人たちが培ってきた知恵と技術を活かし、現代の感性とトレンドを織り交ぜ、新しい着物を作り
着物をファッションとして着る文化を創造し、職人の未来を創って参ります。