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ezu

エズ
販売元
株式会社ezu
ezu(絵図)は桐生の衣服ブランド。一枚の絵から布を織り、自ら染め、桐生の職人が仕立てる。同じ色でも一枚ずつ表情が違う、その違いを届けます。
    販売・取引条件
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ブランドについて

ezu(絵図)は桐生の衣服ブランド。一枚の絵から布を織り、自ら染め、桐生の職人が仕立てる。同じ色でも一枚ずつ表情が違う、その違いを届けます。
1
絵から始まるものづくり。デザイナー岩野久美子が描いた一枚の絵が布になり、その布が服になります。デザイン画ではなく、絵が出発点です。
2
染めは職人さんたちと一緒に。独学から24年、藍染め・籠染め・反応染を使い分け、1万色を超える色を生んできました。同じ色でも一枚ずつ表情が違います。
3
素材はリネン・コットン・ヘンプ・シルクの天然繊維が中心。型紙・裁断・縫製は桐生の職人の手仕事で、ボタンには光り方の違う天然の貝を一粒ずつ選んでいます。

ブランドオーナーについて

岩野久美子

Kumiko Iwano

岩野久美子(いわの くみこ)。株式会社ezu 共同創業者/デザイナー。1300年の織物の町、群馬県桐生市に生まれる。服づくりは学校で習わず、家庭用ミシンで縫い、フランスの蚤の市で買った100年前のドレスを糸一本ずつほどいては縫い直すことを何十着も繰り返して覚えた。2009年、桐生で「リップル洋品店」を始動。2024年に「ezu(絵図)」へ改名し法人化。ものづくりはデザイン画ではなく一枚の絵から始まり、絵を布に、布を服に仕立てる。染めも自らの手で行い、独学から24年、藍染め・籠染め・反応染を使い分けて1万色を超える色を生んできた。一度つくった形は廃盤にせず、20年前の服もいまもつくり続ける。香港、バンクーバー、ニューヨーク、パリで発表を重ね、近年はモンゴルの工房と冬の素材の作品づくりを進める。画家として個展を重ね、2021年に書籍『ひとつずつの色 ひとつずつの形 ひとつずつの生き方』を出版。
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ブランドストーリー

なぜやっているのか
なにをやっているのか
製品へのこだわり
どんな方に支持されているのか

なぜやっているのか

きっかけは、欲しい色が売り場になかったことです。デザイナーの岩野久美子は、幼い頃から使わないカーテンやシーツを切って家庭用ミシンで服をつくってきました。けれど当時の天然素材の布には、白、生成り、黒のほかにほとんど色がありませんでした。22歳のとき、手芸屋の床の隅でほこりをかぶった染料を見つけ、白い麻の布と一緒に買って帰ります。まったく綺麗に染まらない。そこから図書館に通い、町の染色工場を訪ねては見せてもらう独学が始まりました。以来、染め続けて24年。生み出した色は1万色を超えます。
 
2009年、自宅の物置き小屋を手作業で改装して、前身のリップル洋品店が始まりました。布を染め、切り、縫う。翌年からクラフトフェアやマルシェに出店し、2013年に桐生で実店舗を開きます。営業は毎月1日から7日までの7日間だけ。制作の時間を守るための選択で、この日数はいまも変わっていません。
 
15年のあいだ、お客さまからいちばん多くいただいた言葉が「わたしらしくいられる服」でした。その言葉に押されて、2024年にブランド名をezuへ改めました。日本語の「絵図」、絵で描いた地図のことです。一人ひとりが自分らしく歩いていくための地図でありたい、という願いです。
 
ezuが実現したいのは、市場を広げることではなく、着る人の世界を広げることです。服は人を変えるためのものではなく、その人の中にすでに在るものを思い出すための器だと考えています。人が一人ひとり違うように、ezuの服も一枚ずつ違います。同じ赤の中に無限のグラデーションがあり、その違いが並んでいる状態こそが美しい。だから速く、安く、似たものをたくさんつくる競争には入りません。届けたいのは、この感覚に共鳴してくださる方のところです。その方と出会う場を、ともにつくっていただける方をお待ちしています。

なにをやっているのか

ezuのものづくりは、デザイン画ではなく一枚の絵から始まります。デザイナーの岩野久美子が描いた絵を桐生の織物屋で布にし、その布から服の形を起こしていく。この過程を、ezuは「翻訳」と呼んでいます。
 
素材はリネン、コットン、ヘンプ、シルクの四つの天然繊維が中心です。染めは独学から24年、藍染め、日本の伝統技法である籠染め、反応染を使い分け、自然素材を職人の手でひとつひとつ染めています。濃淡や揺らぎが生まれる技法をあえて選んでいるため、同じ作品でも一枚ごとに染め上がりが違います。ボタンには一粒ずつ光り方の違う天然の貝を、手と目で確かめて使います。
 
桐生は1300年のあいだ織物とともにあった町で、織る人、型紙を引く人、裁つ人、縫う人、染める人が、いまも近い距離で仕事をしています。裁断は、量産のように何十枚も重ねて裁つのではなく、カッター一本で一着分ずつ。天然繊維の布は均一ではなく、糸の通る方向である地の目を読んで型紙を置かないと、数年着た先で服がねじれてきます。20年近くezuの布を裁ってきた職人は、自分の仕事を「間違いないように裁断する。それだけ」と言います。リネンは力のかかる場所の糸が抜けやすいため、ポケットの口や紐のつけ根には強度のためのステッチを入れています。長く着てもらうための、目立たない仕事です。
 
一度つくった形は廃盤にしません。20年前にデザインした服も、いまもつくっています。10年近く着てくださっている方は「皮膚みたいになってくる」と話してくださいました。速く、安く、似たものを多くつくるのではなく、一着を長く着ていただくこと。それがezuのこだわりです。
 
近年は冬の素材を求めてモンゴルへ通い、カシミヤの工場、フェルトをつくる女性たちの組合、革の工房と提携しました。安く作るためではなく、その土地でしか生まれない素材と手仕事があるからです。

製品へのこだわり

■ ひえとりくつした
天然繊維でもっとも潤いを持つシルクを、通気性の高いコットンで包む二重構造の靴下です。生産が難しいこの構造を、職人の手作業で実現しました。取り入れた空気を体温で温めつつ、余分な湿度は逃がす「呼吸するくつした」。肌に触れる部分は100%自然素材で、薄手タイプとレッグウォーマーもあります。ezuの靴下は、日本国内でも数少なくなったヴィンテージ編み機で一足ずつ編んでいます。2,000円台から手に取れるezuの入口として、オンラインショップでいちばん多く選ばれている作品です。
 
■ ヒエン夫人のワンピース
15年にわたって繰り返しつくり続けてきた形です。はじまりは、アジアを旅していた頃にハノイの空港で出会った女性。お母さんの手づくりというドレスがその人によく馴染み、気持ちまで宿っているように見えた。その光景から、家族を思って仕立てるようなぬくもりのある服をと生まれました。裾周りは3メートル以上、歩くたびに柔らかなドレープが生まれます。左胸には7つの貝ボタン。garden、planetary field など、岩野の絵から生まれたテキスタイルごとに仕立てています。一着つくるとすぐに誰かのお気に入りになる、ezuを象徴する一着です。
 
■ コットンカーディガン
長年つくり続けている「かのこ編みセーター」をもとにした一着です。綿の糸を撚り合わせるオリジナルの糸づくりから始め、首まわりは伸びにくいよう手編みで仕上げています。天然繊維のため静電気が起きにくく、素肌に触れてもチクチクしません。貝ボタンが光の加減で表情を変え、アクセサリーのような役目を果たします。アームホールはゆったりと設計し、シャツやワンピースとの重ね着が心地よい。パンツでもスカートでも、スタイリングを選びません。裏返して洗濯機で洗えるので、日常着として長くつきあえます。

どんな方に支持されているのか

ezuは、ターゲットを年齢や体型や職業で絞っていません。10年以上着てくださっている美容師の方は「自分が好きなら着られる。若くても、私みたいな年齢でも、おかしくない」と話します。ezuが届けたいのは、属性ではなく、情緒的な価値に共鳴する感性を持つ方たちです。
 
実際の顧客層は、女性が約9割、40代後半から50代後半が6割ほどを占めます。公式LINEの友だち約590人の内訳では、群馬が3割、東京が2割、埼玉・神奈川と続き、桐生の商圏と首都圏がほぼ同じ大きさです。料理人、美容師、ヒーラー、経営者など、自分の仕事や暮らしに軸を持つ方が多く、料理人の方は「特に自分を表現したいとき、講演や食に関わる方々との場では必ずezuを選ぶ」と話してくださいました。既存のお客さまが友人を連れて来てくださる、紹介と共感でつながる顧客層です。桐生のアトリエショップはGoogleマップで★4.8(90件)の評価をいただいています。
 
取扱先は、渋谷ヒカリエのd47 MUSEUM、山形県上山市のサニープレイスコーヒーなど、土地や暮らしに軸を持つ店が中心です。d47のストアマネージャーは「ezuの服は、見ただけではわからない。着てはじめてわかる。身体が入って、立体になって、その人自身のデザインになる」と語り、試着したお客さまが涙を流したこともあったといいます。海外ではマレーシアのTakumi Internationalが取り扱い、クアラルンプールの元年堂では、スタッフ全員のユニフォームとしてezuを採用いただいています。中国(上海・北京)にも販売拠点があります。
 
購入者の声でもっとも多いのは「わたしらしくいられる服」。10年近く着てくださっている方は「よそよそしくなくなって、皮膚みたいになってくるんです」と、洗うほど体になじむ変化を語ってくださいました。
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