県内のお茶屋さんでは販売していない商品開発
打越製茶組合さんの茶畑で仕上がる紅茶は、石川県内のお茶屋さんでの販売と飲食店で提供される分で毎年ほぼ完売します。つまり、あまり県外に出回らない和紅茶です。
せっかく美味しい和紅茶なので、ぜひもっと多くの方に知ってもらいたい、味わっていただきたいと思い、希少な紅茶にいろんなアイデアを掛け合わせて、茶図の商品は仕上がっています。
例えば、茶図の「加賀の紅茶ティーバッグ」は、茶葉と呼ぶにはちょっと小さめです。これは、短い抽出時間でも美味しく煎れることができるように。
さらに、ソイロンという自然由来原料(とうもろこしやじゃがいもなどのデンプン質)でできたティーバッグを使用。茶葉から出る雑味をとってくれ、加賀の紅茶ならではのまろやかさを引き出してくれます。
このソイロンのティーバッグは、少し高めの素材なので、最初は迷いました。
けれど、商品を作る前に、ナイロンや紙のティーバッグで抽出したものと飲み比べテストをした結果...
ソイロンは、まるで茶葉をポットでしっかり時間をかけて淹れた時と同じように本来の加賀の紅茶の風味を楽しむことができたのです。
また、ソイロンが、適切な条件下で加水分解した後、微生物によって分解され、最終的に水と二酸化炭素になるという、サスティナブルな素材であることも、自然と共生しながら育てられる加賀の紅茶にぴったりだと思い採用しています。
そのほかには、県内のお茶屋さんでは販売していないヴィンテージ紅茶(打越の蔵に眠っていた生産年以前の紅茶)を使ったチャイも作りました。
ミシュラン・ビブグルマン獲得店のシェフにレシピ監修して頂いたり、「マツコの知らない世界」に登場したチャイの達人の茶葉とコラボしたり、オリジナルのチャイを数量限定で販売しています。(加賀の紅茶の茶葉とスパイスの個包装)