ガラスをアップサイルクし新しい商品へ生まれかわらせる。
そこには、モノづくりに対する社員の創意と工夫、会社の社員への想いがつまっています。
tubunoneは長野県、木曽に拠点を置く木曽駒ミクロ(電子部品製造業)の社員達が手掛けるガラスアクセサリーブランド。
ブランド名の由来は、焼成したガラス粒を瓶へ保管するとき、美しい音色を奏でる情景から粒(tubu)の音(ne)=tubunoneが生まれました。
また、tubu(粒)は社員一人ひとりを表し、ne(音)は社員が楽しく話す声を表しています。
電子部品を作っている会社が、アクセサリー…意外に思う方の方が多いかもしれません。
生産工程で排出される、ガラス端材(パンの”耳”のイメージ)がたくさんあることを気にしていた社員がこのガラス端材を使って会社の課題を一つでも解決したいと考えていました。
そこで『今ある材料+設備+技術をつかって新しい何かをつくりませんか』と有志を募ったところ4名が集結しました。
使用していない機械の中に電気炉がありガラスを焼成したところ、良質のガラスであったこともあり、美しいガラスの粒が出来上がりました。
この瞬間から、新しい商品作りへの挑戦が始まりました。
工業製品のモノづくりでつちかった丁寧な仕事と確かな品質管理。
直接お客様へ届ける”完成品”を制作することは社員のモチベーションUP、原価への意識向上、付加価値の大切さを認識する機会へつながってゆきました。
アクセサリーのモチーフは木曽の身近な自然をモチーフにしており、売上の一部は市町村を通じ環境保全へ寄付されています。
それは豊な水資源を使い精密部品を製造している企業として、地域の自然に恩返しする意味も込められています。