きっかけはコンパクト財布が流行する中、収納力の低いお財布が多かったこと。大容量とコンパクトさを両立しつつ、レザー製のオシャレな財布はないのか?
様々なネットショップや店舗を探し回りましたが、見つけることは出来ませんでした。
見つからないのなら、自分で作ってみよう。
そんな想いからお財布づくりをスタート。紙で作り、合皮で作り、手作業で少しずつ研究しながら開発していきました。作っていくうちにだんだんと気づいていきます。
これまでの生産方式では収納力を高めることが難しい。発想を変えて収納スペースが最大化する方法から模索しないといけない!!
そんなことも考えつつ、材料屋さんを巡り、革の裁断会社さんと出会い、パッケージの生産をしている会社にお願いし、1年かけて知識ゼロからレザーブランドの立ち上げまでを行っていきました。
その後、レザー財布を少しずつ販売していく中でレーザーカット機器に出会います。レーザーカットを使えば皮革を非常に高い精度で加工できることを知りました。
現在でもレーザー機器というのは皮革の表現を焦がしてデザインを刻印する用途で数多く使用されています。しかしこれ以外にも、裁断や表面の削り取りなど、レーザーを使えば革の表現方法は無限になると確信しました。そこから現在に至るまで、皮革のレーザーカット専門家としてこの道の可能性を信じて研究を進めていきました。
始めたきっかけは『自分が欲しかったから』ですが、
今このブランドをやり続けている理由は『日本のモノづくりに貢献したいから』です。
あらゆる問題を抱え、停滞しているように見える日本ですが、この国のモノづくりのDNAはまだまだ可能性を秘めていると信じています。自分にしか出来ない表現方法とブランドで、この国に貢献したいと考えております。