古来より錫は金銀に次いで高価とされ、工芸品の素材としても愛されてきました。
割れにくい、錆びにくい、衛生的、という特徴があります。
また非常に柔らかい金属で純錫(純度99.9%以上のもの)は手で曲げることが出来ます。
そんな素材の個性を活かし携帯性の良い靴べらを製品にしました。
身に纏う錫の靴べら3つの特徴
特徴①一期一会の履き心地
一人一人違う足の形や靴に合わせて靴を履く度に微妙に形が変化します。
踵を包み込むような柔らかさ、スムーズに靴にガイドをするしっかりした厚みもあります。
【素材の柔】×【構造の剛】により、快適な使用感を実現しました。
オーダーメイドのような履き心地は癖になりそうなほど。
使用後は手で簡単に元の形に戻せます。
また割れづらく、錆びにくいので、長くご愛用頂けると思います。
特徴②新しい生活様式のマナーや気遣いの表現
日本では外出先でも靴の脱ぎ履きが必要とされる場面があります。
靴べらを設置してある玄関も多いのですが、昨今では衛生上の観点から、不特定多数の人と共用のものに不安を感じる方も増えてきています。
食器などにも使われる素材で衛生的と言われている錫、そんな錫で出来た自分用靴べらを持ち歩くことは周囲の方への気遣いにもなります。
もちろん靴べらはお気に入りの革靴を長持ちさせるシューケアアイテムでもあります。そのため靴べらで靴を履く行為は、
「モノを大事にする人」
「きちんとした人」
という丁寧な印象を与える所作でもあります。
特徴③自然に身に纏える、だから忘れない
「携帯用の靴べらを買ったけど、普段は持ち歩いていない」
そんな事態を避けるべく、開発当初は携帯性と耐久性の両立に悩みました。
【携帯性】持ち運びに適した軽さ、機能
【耐久性】長く使用するためにはある程度の厚み
試作を繰り返した末、隙部分を設けた麻の葉文様の形状に落ち着きました。
これにより
【軽量性】約42グラム(たまごLサイズより軽い)
【耐久性】靴べらとして繰り返し使用できる充分な強度
さらに
【デザイン性】主張しすぎないので様々な装いや状況にマッチする
が両立出来ました。
また持ち手部分に設けた大き目の穴にカラビナを通せば、
キーホルダーとして鞄やベルトリードに付けることが可能、【携帯性】も抜群です。
装いの一部としてさりげなく身に付けることが出来るので、必要な時に忘れるという事態を回避できます。
使い方/利用シーン
【使い方】
①踵の形に合わせ手で靴べらを軽く曲げます。
②紐を緩めた靴につま先を入れ、かかとは浮かした状態から靴べらを垂直に当てます。
④踵を靴べらで滑らせながら垂直に下ろします。
④足と靴に挟まっている靴べらを抜きます。
【使用シーン】
革靴はもちろんスニーカーを履くときも靴べらを使うとスムーズに靴が履けます。
女性の方のパンプスにも使用できます。
【持ち運び】
厚みは約3mmとスーツのポケットに入れても目立たぬ厚さです。
またカラビナを使用すればベルトリードや鞄にも付けられます。
据え置いていてもインテリアのようなデザインです。
錫の優しい光沢が和洋問わず様々な空間にマッチします。