イエメンの太陽をしっかり浴びたコーヒーの華やかで複雑なフレーバー
モカコーヒーの名前の由来となった生産地、イエメンから届いたコーヒーです。豆を挽いた瞬間に広がる華やかな香りは唯一無二。ぎゅっと凝縮された甘さとコクも特長です。チョコレートのようなフレーバーがより引き立つよう、少し苦みを感じる焙煎度にしました。
【フレーバー】ビターチョコレート、レーズン
【焙煎度】 中深煎り
イエメンのモカコーヒー
「幸福のアラビア」と称されるイエメン。 乾燥地で水の確保が難しい中東地域にありながら、雨季になると緑が芽吹き、人々はこの地で農業を営んできました。 中東では唯一ともいえるコーヒーの生産地で、交易の中心となったモカマタリはモカコーヒーの名前の由来となった地として知られています。 商人が多く活躍し、香辛料などの交易が盛んに行われてきました。 そんなイエメンでコーヒーが登場したのは13世紀ごろといわれています。 以来コーヒーは、イエメンの人々の文化や生活の中に溶け込んできました。
人々にとってコーヒーは主要な農作物のひとつで、家族の生業としてコーヒー生産に取り組んでいる生産者さんがたくさんいます。 もっとたくさんの人に楽しんでもらえるように、味や香りに特徴のあるものをつくろうと、 村の農家さんたちが仕上げてくださった今回のコーヒーは、チョコレートにコーティングされた果実のような味わい。 貴重なイエメンのモカコーヒーの香りをお楽しみください。
アラビア半島の中でも一番高い産地
バニーマタル地域は、ナビシュアイブ山3,666mというアラビア半島の中でも一番高い山の周辺にあり、サナア州の南西部に位置します。日本でよく聞く「モカマタリ」は、まさにここで取れたコーヒーのみ称することができる名前です(公式なルールは無いようですが)。ハイマ村では、小農家さんたちは収穫後彼らの家の屋上、屋根でコーヒーチェリーを乾燥させます。ドライミルの段階で比重選別で取り除く欠点の数を少なくして、品質と欠点のギリギリのバランスを取り、価格を抑えています。