手のひらにすっぽり収まる小さな蓋付き豆どんぶり。
蓋付きのうつわは、江戸時代に身分の高い方のお料理に埃が入らないよう、また冷めにくいようにと使われていました。今の私たちの暮らしでも、ごはんのお供やお惣菜などを盛り付けただけで、ちょっと特別な気分を味わえます。
絵付けは全て職人による手仕事で、小さなどんぶりだからこそ熟練の筆づかいを感じられます。
■山保製陶/土岐市駄知
瀬戸から駄知へ移り住んだ陶工・加藤家の流れを汲む老舗。6種類の土と、ろくろや鋳込みによる成形、手描き職人の技による柄を組み合わせて、味わいのあるうつわを作り続けています。