『濃密な甘い香りがありフルーティーで味わい深いメロウテイスト』
「嬉野」にある樹齢350年を超える国の天然記念物「大茶樹」より、当家の先祖「太田茂三」が明治期に種子を拾い、蒔いて育てた茶園よりさらに昭和の初めに種子を拾って蒔いた、樹齢90年以上の茶樹です。
この茶園に「ウンカ」という害虫が大発生し、自然の被害を耐え抜き、ほとんど伸びていない茶葉を機械で丁寧に摘み取りました。
これを日光萎凋させるなど「東方美人」のような製造方法で丁寧に丁寧に加工し、蜜のような香りのする紅茶に仕上げました。
甘い香りと優しい味わいの紅茶は朝のお目覚めの紅茶にぴったりです。
一般的な海外の紅茶と違って、一番茶使用のため甘味と香りが強く、苦渋味がほとんどない優しい味わいの紅茶です。
苦渋味が苦手な方やお子様でも大変飲みやすい紅茶です。
2煎、3煎と重ねていくことで味の変化を楽しんでいただくのもオススメです。
生産量が極めて少ないため、限定販売になります。
佐賀県嬉野市は長崎県との県境にあり、平野が多い佐賀県にあって珍しく山に囲まれた盆地です。
標高150〜500mの20数カ所に10品種を栽培しています。
一日の寒暖差が大きく霧が発生しやすく茶の栽培に適しています。
また一年の寒暖差も大きく味や香りが強いお茶が採れます。
土壌はやや粘土質ですが、石も多く水はけはよく、全体的に生育は良好。
一番茶は4月25日くらいから始まり、最後は5月20日までほぼ1ヶ月かけて摘み取ります。
父が若い時に農薬中毒になった経験から、本来は薬として伝わったお茶を安心して健康的に飲めるようにという信念で生まれた無農薬栽培茶。
香り高くスッキリとした喉越しのお茶を目指しています。
約30年前より紅茶も製造。
お茶は品種、栽培方法、摘採時期、加工方法、選別、仕上げなどでいくらでも変化する味や香りがあります。
さらには淹れ方や器、飲み合わせる食べ物などで色々な場面で楽しめるものです。
嬉野に500年前から伝わる釜炒り茶を次の世代まで残していきたい。