ブランドについて
MUD Jeanは世界初のサーキュラーエコノミー・ジーンズとして2012年にオランダで創業されたデニムブランドです。〈B Corp認定企業〉
2015年から延べ5回、B Corp認証の「環境」部門において、世界トップ5%に入る「Best For The World」を受賞
従来のジーンズ生産に比べ、水の使用量94%削減、CO2排出量は75%削減し、環境負荷を大幅に低減し生産している。
廃棄されたジーンズなどのリサイクル素材およそ40%とオーガニックコットンからできた糸から新しいデニムを生産。ボタンやリベットは100%ステンレス製を使用。
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ブランドストーリー
なぜやっているのか
なにをやっているのか
製品へのこだわり
どんな方に支持されているのか
《ファッション業界に革命をおこしたい》
世界中でサスティナブル課題について議論がされている現代。
ファッション業界は製造にかかるエネルギー使用量やライフサイクルの短さなどから環境負荷が非常に大きい産業といわれています。MUD Jeansはそんなファッション業界に、革命を起こすことを使命として創業されました。
世界で最も人気のあるファッションアイテムでありながら、同時に最も環境負荷の高いとされるジーンズ。それを、時代を超えたスタイルを失うことなく、最も持続可能な方法で製造することが実現できることを証明したいと考えています。
自然や人に配慮することを第一に考えなければならない。
それでいて、ファッション本来の楽しさや喜びを妨げない生産と消費の方法を見つけることができる未来を、私たちは目指しています。
《サーキュラーエコノミーデニム》
MUD Jeansは、廃棄されたものは新しいものを作るための源であるという考えのもと、古いジーンズから新しいジーンズを作り出しています。環境へのインパクトを一番下げる方法は、資源の消費を抑えることです。 MUD Jeansすべてのプロダクトは、GOTS認証のオーガニックコットンと23から40%の再生リサイクルデニムを混ぜ合わせて作られています。
環境負荷を減らしながら、ビジネスと成立させるモデルとして、ジーンズのリースサービスを展開確立させていきました。(*ヨーロッパのみ)そして、購入されたジーンズについても、使用後リサイクルのために返送する仕組みを提供しています。状態が良ければ、ヴィンテージコレクションの一部として販売します。役目を終えて戻ってきたジーンズはリサイクルに回します。
リサイクルは、素材の96%以上がコットンのジーンズであればMUD Jeans以外のブランドのものでもOKです。こうしてリサイクルに取り組みやすい仕組みを作っています。回収したジーンズのボタン、ファスナー、ラベルを取り外し、残ったものをすべてリサイクルするという、最新鋭の機械を使用しています。ジーンズを細かく裁断して繊維をつくり、GOTS認証のオーガニックコットンと混ぜ合わせています。これを紡いで糸にし、その糸をインディゴカラーに染めて生地をつくり、新たなジーンズに生まれ変わらせるのです。
素材にリサイクルコットンとオーガニックコットンを使用すること、独自の浄水システムと洗濯技術により、水の使用量を業界標準と比較して93%削減しています。また、リサイクルや省エネルギー生産により、CO2排出量は74%削減を実現しています。
リサイクルを前提としたデザイン設計、プロダクトを循環させる仕組みを確立した《サーキュラーエコノミーデニム》です。
《リサイクルを前提としたデザイン》
動物性であること、そしてリサイクルできず廃棄のみちをたどる材料をなるべく使用しないために、MUD Jeansのラベルは一般的なレザーパッチではなく、デニムにプリントが直接施されています。また、ボタンやリベットは100%ステンレス製で、取り外した後にリサイクルすることができます。これらの工夫は、シンプルでミニマルなデザインに落とし込まれています。
《GOTS認証オーガニックコットン》
MUD JeansはGOTS認証のオーガニックコットンのみを使用しています。MUD Jeansが生産時の水の使用量減少を実現している理由にはこのオーガニックコットンの使用があります。
従来のコットンは栽培のために、有毒な農薬を大量に使用しています。これらの化学物質は農場で働く人々や野生動物に害を与えるだけでなく、空中散布によって近隣の地域にも悪影響を及ぼすことが指摘されています。さらに、同じ土壌で栽培され続けることが多く、土壌の質や栄養素を枯渇させてしまい、結果として大量の水を使用することになります。GOTS認証オーガニックコットンを使用することで、私たちが購入するコットンの70%以上がオーガニックであることが保証されているだけでなく、環境、化学、そして社会的な面でも非常に厳しいルールが守られていること、農家とのフェアな取引が保証されていることのどちらにも確信をもてるためです。
《水をほぼ100%節約した染色方法》
ジーンズに欠かせないこと、染色に関してもサスティナブルで、C2C認証※を受けた染色方法で染色を行なっています。水の消費を99%削減、化学薬品は86%、そしてエネルギーは65%削減できるという”Foam Dyeing”(泡染色)を使用しています。糸に泡を塗りこんで染めるこの技術は、デニム産業において驚愕の革新的な新しい染色技術です。
MUD Jeansはヨーロッパを中心に28カ国、300店以上の店舗で展開されています。アジアでの展開は、この日本が初めてです。
ヨーロッパでは「サスティナブル」が特別なことではなく個々が意識をもって選択することであるという意識が根付いてきています。MUD Jeansは「より良い世界を作るために個人でできること」として多くの人々に支持されています。
卸先には、サスティナブルファッションを中心としたショップだけでなく、従来のセレクトショップなどでもお取り扱いいただき、ご好評いただいております。
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