駆け抜け、立ち止まり、また歩き出す。色褪せないマスターピースを作りたい
服好きの兄の影響でファッション業界を目指し、東京の服飾専門学校を卒業しました。アパレル企業で働きながら小さなブランドをスタート。服作りに打ち込んでいましたが、27歳でブランドをクローズ。「アパレルの基礎をしっかりと学び、3年後にブランドを再スタートさせたい」と考え、あるデザイナーのアシスタントに。
2002年、30歳でC’est pas Grave を立ち上げました。ブランド名はフランス語で「大丈夫大丈夫、OK!」を意味します。フランスが好きな気持ちと「ファッションを気軽に楽しんでほしい」という願いを込め、<遊び心あふれるtrad×クラス感のあるedge>がテーマのミックススタイルを提案。
ブランド9年目まで、展示会を年4回こなすハードな毎日でした。40歳を前に、生活のペースを落とすため展示会を年2回に。年齢を重ねると共に、ファッションに対する意識が変化し、2019年秋冬でブランドを一旦休止しました。
休止後、ゆったりと過ごす中で、日々の暮らしがより愛おしく感じるようになったと共に、ライフスタイルプロダクト「ITOCI(イトスィ)」をローンチ。
2022年6月、アパレルラインをリスタート。
性別、年齢、人種、文化にとらわれない上質なラウンジウェアと共に、自分らしいペースで日常を過ごしてほしい。自分だけのマスターピースを育てる喜びを味わってほしい。そんな想いで、ライフスタイルに寄り添う服作りをしています。