永く着れて着心地が良いモノ
日本ならではの丁寧さから生まれた着心地に、U.S.Aヴィンテージからのディテールと耐久性、ヨーロッパヴィンテージの生地の表情と色味、3つの文化を独自にMIXしています。
子供服出身ならではの着心地に加え、元古着のバイヤーである共同創業者の経験により、1950~60年代のヴィンテージと現代の手法を融合した完全オリジナルレシピで作っています。
ヴィンテージからは、古着の独特の表面感や擦れ方、色褪せ、糸自体の凸凹加減からくるムラ感など、現代の作りでは無くなった部分を、ムラの有る綿糸の番手、組み合わせを指定し、旧式の編み機で生地を編むことで当時の独特の雰囲気を再現しています。
また、一う習慣のあった時代だからこその頑丈さ、補強の厚さなど、現代ではあまり見ない手法も使っています。
ただし、当時のモノを全て再現しようとしている訳ではありません。現代のモノでも、より良いと思うパーツは使用します。例えば、ファスナーは壊れない信用性や利便性の有る両開タイプを選びます。
生地設定も、ヴィンテージのTシャツ生地は薄めですが、ここはよりしっかりとした手持ち感を出したいので厚めにしています。伸縮具合もより柔らかくして、なおかつ洗えば伸びは戻り、安定した形を保つように。
ヴィンテージのスウェットは、伸びは悪く硬く感じますが、弊社では、もっとふっくらした、柔らかな質感を求めました。裏面は起毛させず、ループのままで仕上げる様にしているのも、柔らかさをキープするためです。
当時のモノを完全に再現するのではなく、昔の良きディテールや風合いを大事にしながら、現代の良い部分も取り入れ、ニットのような上品さと手編み感を持たせています。