伝統技術を大切にしながらも、心ときめくモダンなデザインを
HOMARe:の立ち上げに関する最初のアイテムは、有田焼でした。有田焼は、佐賀県有田町で製作している日本最初の磁器。約400年の歴史の中で旅館で使われてきました。繊細なデザインや洗練感だけでなく、お気に入りを長く使用するための軽さ、丈夫さが特徴です。HOMARe:の有田焼は、24金やプラチナを施しているものが多く、料理だけでなくアクセサリーなどの小物置きなどにも使えます。原材料の陶石は、熊本県天草で採取されているカオリン、石英(せきえい)などがバランスよく含まれていて、人の手をほぼ加える必要がないほど、自然のままの状態で磁器に最適なバランスを持っているという、自然の恵みを感じる原材料から生まれました。
佐賀県窯業技術センターで研究している、一般の磁器より1.7倍の強度がある強化磁器を練り込んだうつわもあり、SDGs目標12の「つくる責任つかう責任」につながる”ものを大切に使う”という意識を育むアイテムです。ブランド立ち上げのときに、窯元とコラボで釉薬から製作したのは、料理家やライフスタイルの専門家12名の方と打ち合わせを何度も重ねた「ピンクの有田焼」。古き良き時代に現代のエッセンスを加えることを意識した商品開発でした。