1999年からずっと変わらぬ想い。
造り・健康・環境への気持ち。
「うちの子は二人ともアレルギーで普通の家具が使えないのです。他のお子さんと同じように一年生になるときにどうしても机を買ってあげたいのですが、子どもが安心して使える机はどこを探してもありませんでした。」
これは今から20年ほど前のお話。今でこそ健康に配慮した商品は多く見かけるようになりましたが、当時は健康に配慮した家具を選ぶという概念はあまりなく、家具業界に長くいた私自身も、『アレルギー』と『家具』の関係がすぐには結びつかなかったのです。
それからいろいろな資料を読み、すべての家具とは言いませんが家具に含まれている塗装材や接着剤には、健康に害をもたらすホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物などが含まれていることを知りました。
お話を聞いた次の年に、学習机の展示をすべて接着剤や塗装材には健康に配慮したデスクのみを展示したところ、「安心した家具を使いたい、探している。」というお客様が想像以上に大変多くいらっしゃることを肌で感じました。
そして1999年「造り」「健康」「環境」を全ショップの統一コンセプトに『高級ではなく上質な家具』を提案したインテリアショップをOPENしたのです。
見た目だけの高級感を重視するのではなく、見えないところにこだわった上質さを大切にすること。現地に赴き、自分たちの目で見て選ぶこと。お客様の声を元にコンセプトに基づいたオリジナル商品を開発すること。
その変わらぬ想いは形になって徐々に大きく広がっています。私たちが大切に守り続けてきた想いを、より多くのお客様へお届け出来たらなによりも嬉しく思います。