hadanishea

活動する中で徐々に浮かんできたのがこの疑問でした。そのような時、私たちのもとに「西アフリカの国・ブルキナファソ産のシアバターを使用したハンドクリーム」の販売を通した支援のお話が舞い込んできます。実際に現地へ赴いた私たちは「国民の55.3％が一日1.9ドル未満で暮らしている」、「マラリアや水質問題によって10人に1人が5歳になるまでに亡くなる」という日本に住んでいては考えられないような現実を目の当たりにしました。同じ人として何ら変わりはないのに全く違う世界。私たちでもこの状況を一緒に変えていけるのなら！という思いでハンドクリーム事業が始動しました。そうして生まれたのが、hadanishea（ハダニシア）ハンドクリーム。

BYCSはhadanisheaを通じて、多くの方にブルキナファソの現状をお伝えし、身近なところから気軽に国際協力を始めていただけるよう活動しています。

なにをやっているのか

『継続できる支援』

ブルキナファソ産シアバター配合のハンドクリームを販売し、持続可能な支援につなげる活動を行っています。UNDP（国際連合開発計画）が発行した2021-2022年版人間開発報告書によると、健康・教育・所得の3つの側面からその国の発展レベルや豊かさを測る人間開発指数のランキングで、191カ国中日本は19位であるのに対し、ブルキナファソは184位となっており、最貧国の一つであることが分かります。特に教育面は深刻で、予想される就学年数は9. 1年であるものの、実際の平均就学年数は2. 1年と世界で最も低い国のうちの一つです。ブルキナファソで採れたシアバターをハンドクリームに使用することで、シアバター抽出時の雇用と現金収入を現地に創出し、一人一人に充てられる医療費・教育費を増やすことができます。

また、ハンドクリームの販売から得られた利益を母団体Future Codeの医療・公衆衛生支援費およびハンドクリームの再生産費用に充てることで、継続してブルキナファソの貧困削減や乳幼児死亡率の改善に貢献できるよう取り組んでいます。

製品へのこだわり

『肌とこころにぬくもりを』

支援のための資金になるだけでなく使い続けていただけるよう、使用感にもこだわりました。未精製シアバターを20%配合しており、高保湿でしっとりしながらもベタつきがなく、シリコン・パラベン・鉱物油・合成着色料・合成香料の5つの成分を使っていないことから、肌をやさしく保湿することができ、精製シアバターとは異なり未精製シアバターならではの「肌への有効成分が多く含まれている」「体温で溶けるため、肌の角質層への浸透力が高い・伸びのいいテクスチャー」といった良さを感じていただける商品となっています。支援につながるハンドクリームで肌とこころにぬくもりを届けます。

どんな方に支持されているのか

主に30代～50代の女性にご支持いただいています。活動の経緯に共感してご購入いただくことが多く、「子どもとSDGsを考えるきっかけになった」といううれしいお声もいただいております。また、品質の部分においてもご好評いただき、購入される方もたくさんいらっしゃいます。パッケージもシンプルでありながら愛着が湧くデザインを意識しているため、年齢・性別問わずプレゼントとしてもおすすめです。