「THE OLD STONE AGE」の原料は、約3万年前の旧石器時代に堆積した火山噴出物「シラス」。私たちの拠点がある鹿児島などの南九州で多く見られますが、それ以外の地域の方には馴染みのない素材かもしれません。シラスはガラス質のため研磨力があり、水垢や油膜などを除去する研磨剤や洗浄剤として古くから活用されてきました。近年では環境に負荷を与えず高い機能性をもつ素材として注目されています。
そんなシラスの機能性をさらに高めるために開発されたのが、シラスバルーン。シラスは約1000度の高温で焼成して発泡・膨張させることで、風船のような空洞の球体に変化します。その結果、より軽く、きめが細かな粒子に。そして丸くなることで、傷をつけにくい研磨剤になります。
近年、シラスバルーンは最先端の環境材料として研究が進んでいます。例えばシラスバルーンからつくられたガラスクリーナーは水垢、油膜、酸焼けを除去する効果が高いことから、新幹線の車両窓やホテルの窓の洗浄に使われています。研磨作用のほかにも水の浄化作用や調質・断熱・耐熱効果、消臭力などがあり、壁材、緑化基盤、飼料添加物から洗顔料や化粧品まで、幅広いジャンルで活用されています。まだまだ認知度は低いですが、実はとても高いポテンシャルをもった素材なのです。
私たちはシラスバルーンの製造者として、自信をもってこの素材を皆様にお伝えし、知って頂き土壌汚染、海洋汚染、地球温暖化などで疲れ切った地球の健康を取り戻していきたいです。